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葵・・・そのあと・3

 誰にだってあるだろう。

例えば、そばに寄ってこられただけでも

ぞっとしてしまう相手がいる。

そんな嫌悪感と裏腹に

軽く、抱き寄せられただけで

思い切り心が安らぐ…そんな相手も・・・

どんなに言葉を尽くしてみても、

言葉ではぬぐえ切れない事実はある。

「だから・・・?」

そう・・・。

私は・・いや、私の体は彼を拒否していた。

それを抑え込んでいたのは

大切な相手という呪文のおかげだっただろう。

だけど、何度か交渉をさけていたのを彼は気が付いていた。

「無理強いはしたくなかったから・・・」

彼もそれなりに私に配慮したという事だろう。

「なのに・・・」

行きずりの男のほうが親和力があって、

私を包むこんでしまったとするのなら

「もう、帰ってこない・・と、いうこと?」

俺、そんなにつまらない?

俺、そんなに頼りない?

彼の痛みが聞こえてくる気がしながら

そうなのだと思った。



大切で申し分のない相手だと思い込もうとしていただけ。

私は私の体が訴えていた

心から安らげる相手じゃないんだよ。という事実を

頭でねじ伏せていたのだ。

そして、本当の心は

なにか、つまらない。

何か頼りない。

と、葦原に穴を掘ってそこにこっそり叫んでいたのだろう。



それが、強い風が吹いたあの日。

会社での鬱積がピークになったあの日

葦原に埋めた心を

マーケットの彼が見せつけてきたのだ。



王様の耳はロバの耳



葦原は本当のことを言った。

それと同じように



彼はつまらない。

彼は頼りない。

彼では安らげない。



たった一つの綱が切れてしまったあの日

その綱のもろさを見せつけた相手にすがってしまったのは

悪いことだったのだろうか・・・


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