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思案中

かれこれ、6年のつきあい。

別れたはずが焼きぼっくいに火がついて、

お互い、家庭がある身の上を承知の上で忍び逢う。

いい加減にしなきゃと思いながら、

共に重ねた時間が増えるほど、どっちが、亭主で、

どっちが、情夫か・・。

この世が仮の宿なら、今の亭主も仮の者。

本当はあの人と一緒になれなかっただけで、

魂と心はあの人のものなんだとおもっていた。

それが・・。

友人がきっかけだった。

彼女にだって、私はなにもしゃべったことがない。

「ねえ、行こうよ」

よくあたる、霊感占い師がいるとかで、彼女は私を誘う。

「いやよ。なんだか、気味が悪い」

断わったけど、彼女は引き下がらなかった。

「だから、一緒にきてくれるだけでいいから、外で待ってくれればいいから」

もしも、不幸な未来がくるとでもいわれたら、こわくなるじゃない。だから、一緒にきてほしい。

が、彼女の言い分だった。

「そんな不幸を回避するアドヴァイスができない占い師なら、なおさら、いかないほうがいいんじゃない?」

「違うわよ。回避できるからこそ行ったほうがいいの。ただ、やっぱり、悪いことをいわれたら、ショックじゃない」

そんな会話が元で、彼女にしぶしぶついていったけど、何度薦められても私がみてもらうのは、断わった。

霊能者ならきっと、私と彼のことだって、判る。

あげく、別れなさいなんていわれたら、たまらない。

どんな不幸がきたって、別れたりするもんか。

だったら、聞かない方がいい。

私だって、良くないことは重々承知の上。それなりの覚悟で通してきてるんだから・・。

そして、彼女だけが見てもらった。

近くの喫茶店で彼女を待っていた私の元に彼女が帰ってきたとき、

彼女は複雑な顔をしながら、コーヒーとケーキを注文した。

「どうしたのよ?」

良くも悪くも無い戸惑いだらけの顔をみれば、そう、尋ねずを得ない。

「うん・・それがね・・」

彼女が喋りだした話は、私も、不可思議でしかない。

占い師はこの先、彼女の身の上に大きな変化がおきるという。

だが、それが良いことであっても、悪いことであっても

驚いちゃいけないという。

「なに?それだけ?」

「だから、大きな変化が悪いことなのか、良いことなのか、教えてくださいって、たのんだわけよ」

「そしたら?」

「どっちでもある・・だって」

「はあ?」

「時期がきたんだってそう思ってくださいって・・」

「はあ・・・?」

「で、それで、いくら払ったわけよ?」

「5000円のところを・・3000円でいいって・・時間短かったし、具体的にいえないし・・」

「ふ~~ん。なんか・・釈然としない気分だけ残って、金を払わされるって、すごい損だよね」

「うぅん。それよか、なんだと思う?なにが起きそうだと思う?」

「やめてよ。私は占い師じゃないわよ。判るわけないじゃない」

「他・・いってみようかな?」

「やめておいたら?金を払って変えられる未来なら、ちゃんとおしえてくれるんじゃないの?

どうにも、ならないってことじゃないの?」

「か・・かな?やっぱり、そういうことだよね」

それから、三ヶ月たったころだったろうか。

友人は妊娠したと私に連絡をいれてきた。

結婚して、4年。

彼女は子供がさずからなかった。

「これが、きっとおどろいちゃいけないってことだったのよ」

上気した声が電話口で響く。

そうなんだと私も思った。

だから、私は突然、霊感占い師に見てもらいたくなった。

そして、電話をきると占い師に予約の電話をいれた。

妙に変わった電話番号を私はそらでおぼえていた。

315-9646・・・。

さ~以後、苦労しろ。と読める番号が占い師らしくないと思ったせいだった。

もっと、別の語呂あわせを思いつかないだけで、他のよみかたがあるのか、

たんに偶然で取った番号か?

そんなことはどうでもよいことだけど・・。

電話口にでたのは、占い師本人のようだった。

「あの、予約を・・」

と、いいかけると、

「今からなら、あいていますが?」

と、尋ね返された。

閑な占い師なんだろうか?つまり、あてにならない?

まるで、私の思いをみすかしたように占い師がいう。

「貴女をおむかえするために時間をあけさせられたとおもうので、

都合がつくようでしたら、今から、いらっしゃってくださったほうがよいとおもいます」

閑の言い訳?それとも、その通り?

でも、確かに私も都合はつく。

「この前、いらっしゃった方は貴女のご友人ですよね?おめでたの話をきかされたのでは?」

「今から、すぐ、いきます」

私は大慌てで、駅前の商店街の一角にある占い師の元へ駆けつけることになった。

顔さえわからない、それ以前にあったこともない人間が誰かわかり、

おめでただと友人から連絡があったこともわかり、

それで、占い師の所に行こうとしたことも、なにもかも、判っている。

恐ろしくもあったが、覚悟をきめた。

あって、尋ねたいことがいくつもあった。

小走りでかけとおし、15分。占い師の部屋についた。

4個1のアパートをかねた、住居付き店舗の真向かいの喫茶店で私は彼女を待った。

一人で行く事ができないと私に強請れる彼女がうらやましくもやましくもあった。

おそらく、その時に私は一人でならくることができるかもしれないとも思った。

だが、それは、単に、彼女が一人でこれないという私の反対側の理由を思っただけだった。

その私が今、一人で占い師を訪ねる。

カランと音をたてるドアチャイム。ドアしかない玄関。誰が中に入っているかみえないようにするためだろう。ドアをあけると、中はほの暗い。廊下をはさんで左右にいくつかの簡単なしきりで個室がつくってある。客同士があまり顔をあわせなくてすむようになのだろうか?だとすると、此処はかなり深刻な相談をする人間が集まる?奥にむかって、廊下が続き真正面から、まだ右に部屋があるんだろう灯りが揺らめいてみえる。

だが、個室を通りすぎる時私は気がついた。

客がいる。

ちょうど空いてるは嘘?それとも、私が此処に来るまでに誰かがきてしまった?

いや・・。反対側の個室にも・・人の頭がちらりとみえた。

私も個室で待つべきなのだろうか?

受付もないのだろうか?奇妙な思いを感じながらとりあえず、右手の個室にはいろうとした時

声がした。

「どうぞ・・こちらに・・」

いつのまにか廊下の正面に占い師だろう・・女性がたっていて、私をてまねいた。

「あの?先にいらっしゃってるお客様は?」

「急ぐ場合がありますから・・」

き・・緊急患者みたいにいわれて、なおいっそう、私は怖気づいた。

なにもかも、見通されているに違いないのだ。

「どうぞ」

の声に促され、私は奥の部屋に進んだ。

部屋の中は奇妙に明るい。窓が大きく取られている。

部屋の隅には裏庭にぬけるドアがある。

「お話がおわりましたら、そちらからお帰りいただいているのですよ」

ドアを気にしていた私の心に答えると彼女はドアとは反対側の壁際にあゆんでいった。

丸いテーブルがあり、椅子が二つ、対面におかれている。

水晶玉もないし、いかにも占い師じみた恰好をしていないし、年齢も私よりいくつか若い?

まるで、ネールケアにでもでかけてきたような不思議な錯覚を覚えた。

椅子に腰掛ける彼女につられ、私も腰をかける。

「あの・・あの・・」

なにをどうきりだしていいのか・・。

「どうぞ」

なんでもいいから話せといわれても・・。

「あの・・なにもかもご承知なのでしょう?」

「多分、そうだと思います」

「だったら・・」

「私の方が伝えるべきだと?」

少し考え込む。

話すしかないのかもしれない。

「あの・・私、夫がいて、それから、6年越しの恋人がいて・・」

「そうですね。この方とは一度お別れになってらっしゃるのに、

また、ささいなきっかけでよりをもどしてらっしゃいますよね」

そ・・その通りだった。

「ささいなきっかけを利用する罪悪感より、貴女はこの男性との時間を選んだ」

「は・・はい」

やっぱり・・なにもかも、判っている。

「貴女は偶然だと、思ったのかもしれませんが、これは、前世からの差配なのですよ」

前世?差配?

「貴女とその男性は昔、夫婦だったのです」

「そ?それで、どうしても惹かれてしまう?」

「そうですね。でも、前世が本当に良い形での夫婦だったら、貴女はその方と今生も一緒になれるはずなのですよ」

「良くない夫婦だったから?今生は別れさせられたということですか?良くない夫婦というのは、前世にいったい、なにがあったのですか?」

「今は人間だからと言って、前世が人間だとはかぎりません。貴女がその男性に対して思っていることがありますよね?」

見事に私と彼の密な時間での想いまで、いいあてている。

彼との交渉で、私をいっそう、彼に引き寄せられていた。

抗うのとのできない「女」をいやというほど彼にみせつけられる。

しつこいほどの責めと持久力は、麻薬のような禁断症状を植えつける。

彼に逢いたい自分をおしえてくれるのが、身体だった。

密かな部分が最初に彼をもとめ、

それに抗えないのは、間違いなくあたえられる麻薬のような時間のせい。

なによりも「女」であることを思い知らせてくれる「男」が彼だった。

まるで、蛇のように私にからみつき、わきあがってくるのは、

何一つ考えることさえできなくさせる彼への陶酔と服従。

「へ・・びですか?」

「ええ」

「蛇・・」

「その人との性の相性はぴったりあってしまうでしょう?しつこいほど・・貴女にむかってくるし、あなたはそれを喜ぶ。お互いが前世の頃の獣性・・蛇ですから、蛇性ですね。お互いの蛇性をひきだしあってしまうし、受け止めるし、求める。おそらく、この世のなかにそれに敵う相手はお互いにいないでしょう」

「だけど・・今生で一緒になれなかった・・から・・もとめあってしまうということいですね?」

「確かにその通りです。だけど、今生で今の伴侶と一緒になる、それなりのわけがあるのですよ」

その理由のせいで、人間にうまれたというのに、一緒になれなかったということになる?

「貴女は今生で、蛇性をかえていかなければ、再び人間にうまれることはありません。霊長類の中で、人間が頂上にたつのも、知恵をもっているからです。蛇などにうまれかわるのは、愚劣なことです。蛇だった貴女が人間にうまれかわり、人間としていきていくことができれば、貴女は次に本当に人間になれるわけですが、今のあなたは人間の形をした蛇そのものでしかない」

「だから、このままでいれば、次は蛇になる、そういうことですか?」

「その通りです」

だったら、そのほうが良い。彼とともに蛇になって・・・。

「あなただけ、蛇に生まれ変わってどうするのですか?」

「え?」

それは、どういうことになる?

「貴女が人間に生まれ変わった時、次も人間にうまれるために、伴侶になる人が貴女の人間性をひきだし、蛇性をなぎはらってくれる。こういう相手がお互いの伴侶になっているのです。ですから、逆に蛇性をひきださない夫婦の交渉は物足りないものだと思います。それをこらえて、相手のことを心底愛する事ができたとき、貴女の本性が蛇から人間にかわっていく」

「それは・・・。彼もおなじですか?」

「そうです。だから、奥様に子供が授けられた。彼の思いが人間らしいものになっていくためにも子供をさずけられた。もう、彼はかわりはじめ、貴女に対するときだけ、蛇になっている」

「・・・・・」

私は耳をふさいでしまいたかった。一番しられたくないことまで、すでに見抜かれている。

「けれど、貴女は物足りない夫とは、まともに性交渉をもたず、夫の存在をないがしろにしないだけの優しいふりで接し、夫の稼いだ金でのうのうと暮らしている。いまの暮らしをなくすわけにいかないだけでしかない。黙って金をかせいできて、楽なくらしをさせてくれて、お母様でしょうか?病気がちな母親の病院代を貴女ではかせぎだせて、二人でくらしていくなどできない。そして、蛇の戻る時間だけを楽しみにいきている。人間らしい暮らし、思いではありませんよね」

「そ・・そうです・・。だけど、彼は・・」

「貴女が此処にやってくる気になったのは、彼の心が奥様のものになってしまったか、しりたかったからですよね。そして、貴女は奥底におそろしい思いをかくしていらっしゃる」

「あ・・」

「貴女の友人である奥様と彼が知り合い、貴女に引き合わされた。それがきっかけだった。貴女はすでに今のご主人と結婚してしまったあと。彼との交渉をつづけたいがために、貴女はご主人との間に子供をつくらないようにした。けれど、彼は子供をつくった。貴女は、その子供を憎み、友人を憎み、これから、何をしでかそうとしているか、わかっていますね?」

「違います。そんなことは・・・」

あわてて口を押さえる自分になるだけだった。

「そんなことをなさってはいけない・・のですよ」

「そ・・れは、思っただけで・・・」

「思いから成っていくことではありませんか?彼との時間をえらびたいという思いがご主人をないがしろにする。彼とよりをもどしたいから、友人をふみにじる。すべて、思いから成っていくことです」

「そ・・んなことは・・絶対、しません。誓って・・本当です」

「いずれにせよ、彼の心から蛇性を消失させるのは、貴女でなく奥様です。貴女もまた同じなのです。ご主人をよくみなおしてください。貴女の嘘をひとつも疑わず、貴女をいたわり、貴女を心底愛しています。彼もまた同じなのです。奥様のひたむきな愛情にやすらぎをおぼえるようになってきている。元々、そういう相手といっしょになっているのに、貴女が彼をくるわせていく。でも、それでもやっと彼はきがつきだした・・欲望のままに時をかさねていく虚しさに。それを気がつかせたのは・・」

私は席を立った。たちあがりぎわにバックから財布をぬきだし、1万円札をテーブルにたたきつけた。

「もう、けっこうです。こじつけ話ばかり。貴女の見抜いたことは本当でしょうけど、前世?蛇?そんなものにこじつけられて、馬鹿にされるなんて、もう、ききたくない」

裏庭にぬけるドアにむかうと私は部屋をでていった。

ここから、二駅むこうに彼女・・いいえ、彼の家がある。

バックから、携帯をとりだし、彼女にかける。

今から行っても良いかと尋ねれば爽やかな応諾が帰ってきた。

彼女は私と同じ専業主婦。

家にいれる身分をいいことにガーデニングに

趣味のパッチワークに・・

洋裁学校をでてるから、彼の普段のシャツだってつくる腕前をもってる。

料理だって、勘がいいんだろう、一緒に食べにいったパスタひとつだって、

お店顔負けのアレンジにして、

「試し」

と、笑ってたべさせてくれた。

内心、彼女を馬鹿にしてた。

実は、男は食い物に弱い。それでしか、彼の気をひくしかできない女。

彼のすべては私にむけられ、家に帰るしかない彼に

質の良い料理をつくる家政婦がいて、普段のわずらわしいことは

彼女が全部こなしてくれている。

そして、どうしても家政婦では叶えられない「心」だけが結晶化していく。

彼はだからこそ、純粋に私を必要とする。

彼女に感謝すら感じていた。

4年間子供ができなかったわけもわかっていた。

形だけでも夫婦生活がなければ、「女」の存在を疑われる。

疑惑をもたせないだけのために、身体をかさねたあとほど、

彼は私に会いたがった。

その気持ちは私には、痛いほど判った。

避妊薬を皮下にうめこんでしまった私は妊娠などするわけがなかったが、

夫の精液を身体の中にうけとめる精神的苦痛がなおさら、本当にそれを受け止めたい相手を意識させる。

恋しくて、恋しくて、彼に逢い、なにもかもをぬぐってほしくなる。

私が他でもない彼のものでしかないことを思い知らされたくなる。

だから、

彼も同じだと思っていた。

「好きな女とじゃなきゃできない。だけど、夫婦やってる以上は・・しかたがない」

彼の言葉を都合よくうけとめたのは、私の勝手だけれど、

私はさりとて、今の生活をなげすてて、

彼を離婚させて、二人でやりなおす勇気をもてなかった。

母は今の夫に感謝していた。

夫の人柄も気に入っていて、まるで、息子のように思っている。

そんな母が夫をすて、友人の夫を奪い去った私とともに暮らすことは選ばない。

母は怒りより、焦燥と夫への申し訳なさで、一人で暮らそうとするだろう。

病気がちで迷惑をかけると思いながらも、今の夫とともに同居にふみきれたのは、

夫の優しい人柄のおかげで、あり、気兼ねなく暮らせる生活を破壊することなどできなかった。

快速に乗り合わせると、10分もたたぬうちに、3両編成の在来線列車が彼女の住む町に到着する。

駅から10分も歩かない住宅街に4LDKの家。

彼女を追い出して、私が居座るつもりなど、これっぽっちもなかった。

と、いうと嘘になる。

夢想の如く思い浮かべたのは、彼女の跡だったと思う。

パッチワークでつくりあげた床敷き。食卓の椅子の背をまとう優しいカバー。

彼女の好みの食器に・・彼女の好きな・・・彼女の好みの・・彼女が染み付いたすべての

ことごとくを始末したら、その家さえなくなる。

笑い話にしかならない夢想は、なりえない夢をおう私のささやかな慰め。

それくらいなら、思ったことはある。

ドアチャイムをおすとすぐに彼女が玄関をあけてくれた。

「キッチンからみえていたわよ。いらっしゃい」

明るくかろやかな声は、彼女の心そのものなのだろう。

芽生えた命が灯してくれる喜びは彼女の頬を染めていた。

「顔色いいね。幸せそうで、うらやましいわ」

本当は、うらめしいなんだと思う。

でも、彼女は私の言葉ぶりを気ずかう。

「あがってよ。なにかあったんでしょ? 聞くよ」

幸せがうらやましい。

おめでたの友人にかけるべき言葉じゃないのに、口からもれてくる。

それを気にかけさせるのが、最初からの目的だったかもしれない。

彼女のうしろをついてあるきながら、彼女の腹部をみつめる。

まだ、妊娠がわかったばかりの彼女の腹部が妊婦のものだと覚らせる兆候はない。

だけど、その子宮のなかで彼の命のかけらが人になりはじめている。

人になってしまえば、可愛さという罠で彼を虜にしてしまう。

ーいっそ、流産してしまえばいいのにー

占い師がいいあてた私の思い。

それをしちゃいけないといった私の思いが形になりはじめていた。

どこかで・・・彼女を苦しめたかった。

精神的ショックで赤ちゃんをながしてしまうことだってあるかもしれない。

彼女が事実をすべて知って、彼を愛さなくなることも

彼に愛されているわけじゃないことも、

彼女の中での発射は、ミスでしかなかったことを

私たちがそんなちっぽけな命に左右されることなく愛し合っていることを、

彼女にさとらせたかった。

共にくらすことができないだけでしかない二人が

たまたま、くらしていくしかなくなった相手に

どれほど気をつかい、どれほど、傷つけまいとなにもかもを黙したか。

それさえ知らずに愛されていると思い込んでしまうなんて、許せない。

せめて、私の思いの10分の1でもいい。

悲しく、苦しい、おもいがどんなものか、思いしってほしい。

紅茶を前にして、ソファーに座る。

「ご主人、よろこんでいたでしょ?」

ほんの2,3時間前にかかってきた電話の内容に触れる。

「あ・・ごめんね・・つい、嬉しくて・・・」

彼女は私にしらせてしまったことをわびる。

彼女にとって彼女と私は、お互い子供にめぐまれない者同士だった。

まして、あとから、結婚した彼女が先をこした話を告げる。

それで、余計に私がおちこんでしまったのだと彼女は見当つけたのだろう。

「ああ、いいのよ。それはそれで、良かったと思ったもの。

ただ、私がね・・ごめんね」

「ううん。ごめんなさいは私のほう、気にするとわかってたんだけど、

それこそ、あとで、しらせたら、そのほうが、気まずくなるかなって、おもっちゃって・・」

「そうじゃない・・」

「え?」

「そうじゃないの。子供ができないから、気にするんじゃないの。私・・・」

仔細ありげに言いよどんでみせる。

「どうしたのよ?貴女らしくないじゃない。なにか、悩んでるなら、あの・・

聞くしかできないと思うけど、話してよ・・。ひとりで、考えてたらしんどくなるよ」

「ありがとう」

冷め始めた紅茶に手をのばして、一口すする。

「あのね・・。こんなこと、誰にもいえなくて・・ずっと黙ってたの」

彼女の顔が深刻そのものにかわり、私を励ます。

「吐き出してしまった方がいいよ。なにがあったのかわからないけど、自分の中においておいたら、そのことを考えるのは自分しかいないから、なおさら、しんどくなるもの」

うんと、うなづいて、黙る。突然切り出しても、彼女が聞ける体制にもちこむための一芝居。

芝居が功を奏して、彼女は黙って私の言葉をまっていた。

「私・・・恋人がいるの・・」

それは、つまり、不倫であり、その不倫の相手は貴女のご主人。

だけど、まだまだ、そんなことを暴露するわけにはいかない。

彼女はうっすらと息をはきだした。

小さなため息にもみえた。

「もう、6年越し。だから、私は夫との間に子供をつくらないようにしたの。

だって、それをしたら、彼が悲しむ。彼の愛に応える方法はそれしかなかったの。

一緒になれるものなら一緒になりたい。お互いそう思っているけれど、私は母のことを考えると・・それもできない。

だから、貴女のおめでたをきいて、うらやましくなったの。

彼の子供ができたら、流すしかない。産めば、夫の子供になってしまう?

大手をふって、彼の子供を孕むことができる・・貴女がうらやましい」

えっと、彼女の顔色がかわるとおもっていた。

それが、不思議なほど静かな顔つきをしている。

鈍いのだろうか?

彼の子供を孕める貴女という意味がわからなかったのだろうか?

「そう・・。それで、貴女に子供ができたということでここにきたわけ?」

え?

「私・・ずっと前から、気がついていたの。だけど、貴女が悪いんじゃないっておもってた。

あの人が貴女に惹かれてしまうのは、私が足りないんだって、そう思っていた。

だって、貴女は確かに綺麗だし、頭もいいし、なによりも女からみても女らしくて、

あの人が貴女に惹かれるのはしかたがないって・・・。

私はあなたに勝てるものなんか、一切無くて、それに私は貴女が好きだったもの。

だから、あの人が貴女を好きになる気持ち、わからないでもなかった」

「あ・・あなた・・」

「だけど、いつかは、きっと、私のことをふりむいてくれる。そう信じることにしたの。

ふりむかないあの人がわるいんじゃなくて、ふりむかせることができない私が悪いのに、貴方たちをむりやり別れさせて、しかたなく、私のところにもどってくるなんて、もっとみじめじゃない。

本当にふりむいてもらえるまで辛抱していくしかない。

そう考えていたの。

でも、もう結婚して4年。交際していた時から考えたら6年以上。

こんな状態を辛抱しているばかりで良いのかなって、子供を授からないのは、縁がないってことなのかな?って。

だから、思い切って、占い師にみてもらうことにしたの」

一言も返す言葉をみつけることができず、私はただ、彼女の話をきくだけになった。

「占い師は、あの人は、もう、・・・」

辛そうに唇をゆがめた彼女だったが、話をつづけた。

「貴女のことを・・・」

言いよどむのは何故?

「欲望処理にしか思っていない・・」

え?

「その証がすぐにでてきます。そして、ご主人は、貴女のところに今度こそ戻ってくる。貴女がきがついていることもうすうす感じている。すまないとおもいながら、欲望にひきずられて、ふんぎりがつけられない。しばらくあとに、なにもかもに決着がつく状態になります。

その結果が良くても悪くても、心みださず、うけとめてください。時期がきたのですよ」

占い師に告げられた言葉だけを彼女はそのまま私にはなした。

「お友達もそうですが、貴女も本当に夫婦になるべき人といっしょになっています。

相手を大切に思うということさえ、見えなくなっているご友人が・・お気の毒です」

「う・・占い師にいわれたことを信じるわけ?

私がいうことは信じないわけ?」

「何を信じろと?」

「だから、彼が私を愛していて、貴女のことなんか、ただの家政婦で、

本当は私といっしょになりたくて、どうにもならないだけで・・」

「だったら、私になにも話さず、いままでどおり、愛人を続けていくしかなかったんじゃない?

でしょ?

私に話して、貴女はどうしたいわけ?

あの人と一緒になりたいのなら、今までにいくらでもチャンスはあった。

今がそうだというのなら、略奪でもなんでもすればいいでしょ?

愛人としてみとめてほしいなら、すでに私は認めているし

その関係を続けたいのなら、続けていけばいい。

そして、貴女は怯えて暮らすのよね。

そのことを貴女のお母様にはなされはしないだろうか?

ご主人になにもかもばらされはしないだろうか?

あの人は私を愛しているのだろうか?

あの人は貴女をあいしているのだろうか?

ただの肉欲の道具にされているだけなのだろうか?

そうやって、人の気持ちを量ってばかり・・」

ぽろぽろと彼女の瞳から涙の粒がおちてきていた。

「本当に量る価値のある人を量ることもできず、自分の欲望だけ。

そんな生き方をあの人にみせてくれたことには感謝してる」

「そ・・それで、あ、あ・・わ・・私に・・・」

私の姿が他ならぬ彼自身の姿だと気がついた、彼が、

彼女の愛情に価値をみいだした。

そして、どうでもよくなった女はむさぼり終えるときまでむさぼっておく?

「貴女が愛人をつづけたいのなら、続けていけばいい。

だけど、あの人と私の家庭にまで踏み入ることはゆるさない。

私は貴女と友人のままでいたかった。だけど、時期がきたんだなってそう思った。

貴女を失うことは悪いことだけど

貴女と決着をつけるのは良いことなんだ、と思う。

私はもう、そんな貴女をこれ以上みたくないし・・」

「そんな?そんな・・てっなによ?彼が夢中になってるってこと?

そうよ。そりゃあ、すごいセックスよ。逢えばかならずそうよ。

貴女がつまらない女だからよ。

貴女のいうとおりよね。私をみていたら、貴女がみじめになるだけよね」

彼女からの罵詈雑言を予想していた。

その罵詈雑言を逆手にとって、もっと、彼女を傷つけることができた。

だけど、取り乱すことなく、彼女は人事でも聞くかのように耳をかたむけていく。

「貴女のいうように、みじめよ。だけど、いくらみじめになっても

あの人の事が好きだという気持ちとは、別問題だし、そんなことで、

なくなる思いじゃない・・もの」

ひとつもみじめさをかんじさせない言い方ができるのは、なぜだろう?

占い師にいわれたことを信じてるから?

驚いちゃいけない。たった、それだけの言葉で、彼女が此処まで、冷静に対処できるわけがない。

占い師は、おそらく、前世の話を彼女にもふきこんだに違いない。

「だったら、私が彼を愛し、彼が私を愛しているということがかわらなくて

貴女は貴女で彼を思う。

これは、かまわないわけよね?」

「そうだとさっきから、何度もいったと思うけど・・」

「そうね。でも、貴女のいうことは、私を愛人として、認めるであって、

私にいわせれば、貴女のほうが、愛人なわけよ」

「その通りだと思うわ。以前の私ならそれで、諦めるしかなかった。

待つしかなかった。だけど、もう、今は違う」

何を言い出す気なのか、別れろとでもいいたいわけ?

「貴女がお母様のことを考えるように、私は子供のことを考える。

子供の父親をなくさせることはできないし、

あの人が父親になることもあの人の人生なの。

貴女に子供ができたというのなら・・・」

私の怒りは頂点にたっしていた。

そして、彼女につきつける言葉も用意できていた。

「だったら、どうするの?

堕ろせって?

堕ろすのなら、貴女のほうでしょ?

貴女のほうが愛人なんでしょ?

貴女、そういったわよね?」

「でも、貴女は子供をうむしかない。

だけど、今の状態のまま、ご主人の子供だといって、

産むしかないわけでしょ?

せっかく、授かった子供を流したりしたくないだろうし、

かといって、二人で駆け落ちでもできる?

できないでしょ?

貴女も自分をとおしたければ、なにもかも胸の中においておくしかないの。

それを知ってるのは、あの人と貴女だけ。

それでしかないの。

そして、私がもっとしっかりあの人の心をつかんでいれば、

貴女をくるしめることにならなかったと思う」

「苦しんでる?なにそれ?彼の心をつかんでれば?

順序が逆よ。

彼が私を愛しているから、貴女には彼の心をつかむことができない。

当然じゃない。

彼の気持ちなんか、掴めるわけないじゃない。

無いんだもの。無いものをどうやって、掴むわけよ?」

「・・・・・・・・・」

なにか言いかけた。

だけど、彼女は必死で口をつぐんだ。

いっちゃならない罵詈雑言を抑える姿は、

ただただ、プライドの高い憐れなものにみえた。

そのときだった。

携帯にメール着信。

彼に違いない。

営業で外回りの多い彼はときおり、その時間を裂いて、

私とのひとときを過ごす。

携帯を取り出す。

彼女は私を黙って見つめ続けていた。

ー3時・・いつもの場所・・来れる?-

時間を確かめ、メールに返事を入れると彼女に告げた。

「逢いにいってくるわ」

彼女の家をでると、駅に向かう。

今度は元来た駅を三つとおりこす。

ひなびた街並の路地をぬけ喫茶店を目指す。

いつもの場所が此処。

此処で彼を待って、二人でコーヒーをのみおえると

国道まで車をはしらせ、ホテルが立ち並ぶ山際の道に曲がる。

この山際の道は大回りの国道の近道になるから、

けっこう、車が通る。

バックミラーで後ろを確認しながら、目指す場所に滑り込む。

昼の日中の情事は時間を限られるから、いっそう燃え立つ。

彼の助手席に乗り込み、いつも通りの確かめ合いと密かな場所への告白。

愛しているとはいりこんでくるものを

私もよと受け止め、一つのものになる融合の至福。

だけど、今日の彼はすこし様子が違っていた。

いつもなら、待ちきれない物を誇示するが如く身体をすりよせ、私もそうであることを確かめてくる。

部屋にはいると彼は形ばかりのソファに座った。

「どうしたの?」

求めてこない彼への不安を押さえつけ、尋ねてみる。

なにか、他にあるのかもしれない。

「う・・・ん」

もう一度どうしたのと尋ねて彼の傍に座る。

そっと左手を彼の太ももに置いて、彼を覗き込む。

いつもなら、それで、彼が堰を切る。

嫌なことも心配事もなにもかも私がうけとめる。

安心の密壷に戯れる密蜂は、馨しい華の香りに浸りこむ。

だけど・・・。

「あのさ・・俺・・さっき、家にいたんだよな」

「え?だって、車・・なかった」

つじつまの合わない答えがなにもかもをさらけだしていた。

「オフセット印刷の現場立会いで休みだったから、ぶったおれてたんだ。

車は圭子が別の場所に止めたんだ。俺の車があったら、おまえが言いたいこといえないだろうってかんがえたんじゃないかな?」

「待って・・・じゃあ、あのメールは?家の中から?」

「そういうこと・・」

「じゃあ、なにもかもきいていたってこと?」

「俺が家にかえってきたのは、9時すぎてた。一風呂あびて、めしをくって、すぐバタン、キューだったわけさ。圭子も俺が起きてくるとは、思ってなかったんだろう」

「それって・・」

メールは助け舟?彼女の目の前で会いたいってメールをいれるということは、

私を選ぶってはっきり彼女に宣告する・・ということになる。

「私・・ひどいことしてたのね・・。貴方の気持ちが・・どちらにあるかを圭子につきつけてしまったのね・・」

彼はちょっと困った顔をしていた。

女同士に醜い争いを演じさせてしまった元凶が他ならぬ自分だという、くすんだ悲しみにもみえた。

「いや・・そうじゃない。俺、本当はお前をぶんなぐりにいきそうになった」

あ・・?

「圭子がおまえのことを傷つけまいとしてる。俺はだから、こらえた」

な?なにを堪えた?私が傷つく・・・。

「圭子の口からいわせたくないし、圭子もそんなことを言う女じゃない」

「なにを言わせるっていうわけ?そんなことってなによ」

彼は胸ポケットから、紙袋をとりだした。

「俺の子供かどうかもわからないけど、お前がそうだというのなら、そうだろう。

俺の子なら、堕ろしてくれ」

どういう意味?それ、どういう意味?

「嘘よ。子供なんかできてない。だから、そんなものいらない」

だけど、彼は紙袋を私のひざにおいた。

「だったら、慰謝料・・手切れだと考えてくれたらいい」

「待って・・よ。いったい、何で、そんな風に・・急に・・」

「俺には急じゃない。俺は圭子がおまえとのこと、うすうす知ってるとおもってた。

知っていながら、一生懸命俺を好いてくれてた。

俺は、おまえに会うたび、だんだん、自分がむなしく思えてきてな。

お前も俺と同じ。一生懸命好いてくれるだんなをふみつけにする。

そんな女のために俺は圭子をふみつけにして、そんな俺のせいで、おまえがだんなをふみつけにする。

なんかな、このままじゃ、恐ろしい地獄におちていくようで・・俺は怖かったよ。

だけど、圭子はなにもかもわかってたのに、おまえのことを心配してた。

俺の心配はおまえじゃなくて、圭子にあったんだ。

圭子がなにもかも知ったら、どんなに悲しむか。

だから、微妙な関係のままを続けていくことで、お前と圭子の仲もこわしたくないと思っていた。

だけど、圭子はなにもかもわかっていた。判っていて、そして、お前と決別するって、そういうのなら、もう、俺はこんなことをする必要がない。

それでも、まだ、俺のどこかでおまえを追いかけていたけどな・・。

今日のおまえの一言でしっかり、踏ん切りがついた」

彼のいう事の半分も私には理解できない。

残りの理解したつもりの理解の、その半分以上が信じられない。

「私・・の・・ひ・と・・こ・・と?」

「俺がそれを聞いた時、おまえをなぐりにいきたくなった。だけど、圭子が言いたいこともいわず、じっと、こらえたことを思うと俺がとびこんで、お前をなぐったら、圭子が悲しむ」

「そ・ん・・なに貴方を怒らせるようなことを・・言っていた?」

「それは、おまえのせいじゃないんだけどな。だけど、俺がおまえをどう思ってるかはっきりわかった・・」

「いったい・・なにを言った・・?」

「俺はおまえのその言葉をくりかえしたくもない。

ただ、俺がその時、お前をどなりつけただろう言葉なら、いえる」

「言って・・そして、怒って、怒ってよ。怒って・・よ」

怒りさえぶつけることができなくなったら、もうおしまいなんだ。

怒って、怒って、怒りをぶつけきって、感情がなだらかになれば、彼は私を許す。

だが、彼はおそろしく冷ややかだった。

その冷ややかさがどこからわきあがるかを見知らされることになるなんて、

思ってもいなかった。

私を許した彼は再び私を求める。

そんな甘い計算なんか、成り立たないと知らされる。

「女房をなぶりものにする男なんか居やしない。

嬲られてる自分を喜んでる女が

俺の女房をこけにしているのに、

女房はなにもいわずにこらえてた。

俺にとって、おまえは、嬲り、捨て去ってもいい、つまらない女だ。

そのつまらない女にうつつをぬかす俺もつまらない男でしかなかったってことだよな。

もう、そんなことをあばきたてて、お互いのつまらなさぶりにみじめになるのも、

それをみないふりをするのも、やめようと思う。

俺はもう、お前に、みじめな自分をみせつけられたくない。

俺に必要なのは、圭子だけだ」

嘘だ。嘘に決まっている。

それを確かめて、彼にも、しっかり、ごまかしなんかできないって

はっきり、わからせなきゃ・・・

私は彼に身をよせていった・・

「おねがい・・最後に・・もういちどだけ・・抱いて・・」

なしくずしでもつれあえば、彼を満足させる女が私しかいないことに気がつく。

必死でこらえてるものが、堰をきっていく。

そして、ふたたび、追い求めるしかなくなる彼の切望が彼を牛耳っていく。

いつまでも続くメビウスリングの仲。

別れ話の一度や二度はある。

すでに一度はきれた二人がそうであったように、

再びめぐり合うまでの時の長さを縮めたいだけ。

甘やかな結びあいが、時を縮め、

わずか後に私は二度目の別れ話を無事にのりきったことを知る・・

けれど、

私の手をふりはらい、彼はソファをたちあがった。

「圭子には、わざとメールをいれたことは話してある。

それにもう、これ以上、君のために時間を裂く気はない。

もうひとつ。

身重の圭子を気使うこともできない君が妊娠しているわけがない。

そんなことさえ、黙ってこらえた圭子だ。

友人を夜叉のような心にかえてしまったことだけをわびていたよ。

悲しいほどいためつけられた自分のことなどなにもいわず

君をせめもせず、俺をせめもせず・・」

さよならの声がとおざかる。

おまえとよばなくなった彼、彼の心が先に遠ざかり

やがて、その姿もみえなくなり

この6年間の月日が金にかわってしまったと

紙袋が、ソファーの上で私を静かにあざ笑っていた。

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