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境界異常




境界認識障害、と、言うべきだろうか?

よく、知られているのが、認知病といわれる、わりと、高齢の方にみられる

一昔前でいわれた「ぼけ」のような症状ではないかと思う。

さっき、ご飯をたべさせたばかりなのに

ーうちの嫁は飯をくわせてくれないーと、近所にいいふらしにいったり

とんでもない遠くの実家に、それも、もうすでに亡くなっているご両親にあいにいくと

はだしで飛び出してしまい迷子?迷婆・迷爺になってしまったり

貴方と私。親と子、などが、わからなくなって、

息子の顔をみると「おとうさん」と呼びかける。とか・・・。

認識していた物事の壁・境界がなくなってしまう状態が

境界認識異常(障害)という事なのだと思う。

 

それは、ブロー・ザ・ウィンドをカフェ(コミュ二ティ)に上げたころだったと思う。

この物語もすでに、いくつか、深いかかわり話があるのだけど、

そのあたりと、ほぼ、同時進行だったと思う。

彼女は突然、やってきて

カフェのチャットに書き付けてきた。

ブロー・ザ・ウィンドを、よんだのだろうか・・。

不思議な話をよんだのだろうか?

ーおまえも、死んだ人間としゃべれるのか?-

と。

残念ながら、憂生は死んだ人間としゃべれる人ではない。

だが、

おまえも、の「も」がある以上、

彼女は死んだ人間としゃべれるのだろう・・。




その書き込みになんと、答えたか

いまでは、おぼえていない。

だが、彼女のほうは、しゃべった相手、つまり、亡くなった人のことに触れだした。

ー彼氏の墓の前に座ると、話しかけてくるー

そのときに聞いた話だったか、どうか、それも定かでないが

ー一緒に車に乗っていた彼氏が死んで、自分は助かった。最近、退院したー

そんな内容だったと思う。

なぜか、判らないが、憂生(うい)は

そのとき、彼女が話している彼氏の幽霊らしきものは

彼氏の幽霊ではないと思った。

それは、彼女がうみだした幻覚のようなものではないかと思えた。

なにか、彼女は自分が生き残ったことに呵責をおぼえてるように感じた。

彼氏の幽霊ではない。

と、思えることが、後に出てくることになる。

その会話がきっかけで、メールをかわすことになるのだが、

彼女の思いを言うのなら、さびしくて、心もとなくて、仕方がなかったのだろうと思う。

だが、彼女がメールで要求してきたことは、

ー憂生の毎日の食事の内容をつたえてくれー

と、いうことだった。

さいわいといっていいか、朝はたべない人だったので、

2食だけでいいことになり、

憂生は毎日、食ったものを伝えた。

通常に考えれば、あるいは、異常な行動になるかもしれない彼女の要求に答えたのも

憂生の考え方があったせいかもしれない。

彼女の要求はなにかしらの代償行為であり、

本人もなにの代償行為なのか、判っていない。

その代償行為に満足したら、

あるいは、飽きたら

本当にほしいことがはっきりするだろう。

なにかしらの「飢え」が満たされるまで、代償行為は続くだろう。

それが、1年、2年かっかてもかまわないくらいの腹積もりではいた。

そして、その代償行為の裏側にあるのは、

彼氏の死亡であり、

どうがんばっても「癒えない」ものかもしれないとも思えた。

だからこそ、

憂生では代償行為でしかないのと同じように

彼氏の幽霊も彼女の代償行為が生み出した幻覚に思えた。

ブロー・ザ・ウィンドの中にもあるように

死んだ人間を思って、生きてる自分までも、ゾンビにしてるという言い方に似ていると思うが

彼氏が死んだことを認めなきゃいけないだろうし

彼女もまた、現実世界で愛し愛される人にめぐり合う幸せがあるということに手をのばしても

かまわないんだということに、気がついてほしかった。





そうこうするうちに、

彼女は自分の生活についても、話をしてくれるようになってきた。

泳ぎにいくんだ。ビキニはちょっと、恥ずかしい。

とか・・・。

そして、そのころに憂生はふと、漏らした。

ー彼氏、つくらんのか?

もう、自分の人生、あゆんでもいいんじゃないか?-

その言葉をかけた後

彼女は彼氏の墓にでむいたそうだ。

すると、

ー憂生。彼氏がもう、おまえはここにきてはいけない

だれか良い人見つけろ・・って、

お前の人生なんだってー

このときに、憂生はもっとはっきり気がつくべきだったと思う。

だが、そのときにきがついたのは、

やはり、彼氏の幽霊は彼女の呵責からくる幻覚のようなものだということだけだった。

ひとり、いきのびたという呵責が幻影の彼氏を作らせた。

そして、新しい恋にてをのばす呵責をほどくため

彼氏はーもう来るな・自分の人生を歩めーという。

本当の幽霊なら、はじめから、そういうんじゃないか?

彼女の思いにあわせて、ころころ、かわるもんだろうか?

実際のところは、憂生にもわからない。

ただ、

いずれにせよ、なにかしらの依存がきれたのは間違いないと思えた。

 

そして、また、憂生の良く言えば、

懐の深さというか

単純馬鹿というか、

そこが、大きな失敗をうむことになってしまった。

 

しばらくして、彼女に恋人ができた。

何ヶ月かつづいたあと、

彼女はこっぴどくふられたと、

憂生にはなしてくれた。

 

相手の男とどんな風につきあったか

どんな会話を交わしたかは知らない。

ただ、

彼女になげつけられた言葉がすべてを物語ってる気がした

ーおまえ、きもいんだよ!!-

そう、いわれたそうだ。

 

それは、たとえば、死んだ彼氏のことをはなしたせいか?

あるいは、憂生にたいしてとったような、毎日の食事をつたえろとか?

憂生はさきに書いたように、

ある意味、本人の精神部分を考える。

フェチのような、食事をつたえろにたいしても

そこを重要視しているから、

異常な行動というふうにはとらない。

とらないのは、懐が深いといういい方もできるかもしれないが、

一方で、他の人間(この場合彼女がであった男性)まで、

憂生のように考えるとは限らないという事がわかっていない。

単純馬鹿でしかなく

通常の場合、

そういう食事を伝えよなどという行動を起こしたり、

死んだ彼氏と話すなど聞かされたら

困惑するか、

俺を見てくれるんじゃなくて、俺は彼氏の代わりかよ?

と、嫌な思いをもつだけだろう。

それも、良いほうに考えてであって、

悪くすれば、気味が悪い、と、とられるという

そういうたがが、憂生から外れていたと思う。

無論、それは、憂生が彼女に対し、恋愛感情のひとかけらもなかったせいもある。

あれば、重要なネックとして、気がつく自分がいて

彼女に忠告できていただろう。

そして、彼女にすれば、すんなり、受け入れてくれる存在があったぶんだけ

それを話してもー通じるーと思わせて所もあると思う。

 

そして、おそらく、

彼女にとってー自分を認めてくれる存在ーとして憂生が心の中にはびこったのではないかと思う。






憂生の存在が彼女の心にはびこったというのも、

わけがある。

いつのころからだろう。

憂生のところにやってくる人間が、

憂生さん、ふたつ、カフェやってるの?

と、たずねだした。

妙なことを言うなと思ってると

原因は彼女だった。

憂生のよく言う台詞を彼女が言う。

もうちょっと、違う言い方だけど。

「男だの女だのこだわって、物いうな」

「憂生は性別年齢不詳、性別必要か?年齢必要か?」

まあ、度重なるアプローチに懲りた憂生の台詞だ。

恋愛やら、出会いの場所的に考えて

ーこの人はどんな人間だろうーと、いう

人をみない状態に辟易していた。

そういう台詞を彼女が使う。

そして、彼女のページにいくと

ー**君って、憂生なの?

とっても良く似てるけどー

などと似たようなコメントが羅列している。

あまり、良く知らない人は憂生と彼女をかなり混同していたが

そんなことは、どうでも良い。

**君?

それが、彼女のことなのか?

 

憂生に傾倒したのか?

それが、言葉使いとか

憂生の真似のようなことになってしまったのか?

それにしても、

「男」になってしまうとはいかなることだろう?

彼女のまわりには、いっぱいフアンがいて

調子が悪いと、いう彼女に

いっぱいエールをおくっていた。

**君、無理しないで、待ってるから、体やすめて

彼女は男性からえられなかった「優しさ」を

男になることで

女性たちから、「優しさ」を得ることで、傷をうめたか?

 

いや、むしろ、

憂生には、

依存しなくなったはずの死んだ彼氏を

今度は逆に彼女が男になることで

彼氏のこの先を追従するようにも

彼女と亡くなった彼氏が混合するようにも、見え

ひどく、不安をおぼえた。

そして、居心地を良くするだろう、女たちの優しいエール。

彼女は

「男」でいることに安らぎをおぼえ

彼女にもどれなくなる。

いや、

戻らなくなるのではないか?

それは、結局、新しい依存でしかなく

そんなことを続けていたら、

彼女は自分をなくし

自分がつくりあげた「男」になってしまうんじゃないか?

 

こんなことなら、

墓の前でしゃべってたほうが良かったのかもしれない。

 

実際、また、別の話になるが、ネット依存というか、

ネットの中につくりあげた偶像に依存して

社会的に破綻したままになっている人をしっていたせいもある。






彼女は、いくつか、作品をつくっていた。

詩だったり短編だったり・・・。

彼女の別のブログにあげている作品を読んできて思った。

すべて、男目線になっている。

それも、憂生とそっくりだといわれ始めたころ?

「男」になり始めたころから?

ますます、憂生は不安になった。

辛い恋やら、

こっぴどくあびせかけられた言葉やら

こんなのが、

ー女ーであることを否定させはじめ

ー男ーになることで

存在場所をみつけようとしている?

このままじゃ、

「女」の心さえ、否定し、なくしさってしまう。

なにげないふりをよそおって

憂生は彼女に批評を与えた。

そして、提案した

ー物書きの幅をひろげるためにも、

今度は女目線でかいてみたら、どうだ?-

もうすでに、危機とかんじていたのかもしれない。

今のうちに、

「女」である彼女にもどらさないといけないんじゃないか?

そのためには、

彼女の中の女心・女と対峙できる

女目線の小説が、彼女に「女性性」をよみがえらせてくれないだろうか?

やってみる、と、彼女は答え

幾日たったろうか?

やってきた彼女のチャットには

ー女目線でかけない。どう書いていいか、わからないー

と、うちこまれた。

どう答えたか、覚えていない。

当時、憂生は何人かの気になる状態の人がいて、

いずれも、書くとおもうけど、

同時多発的な気がかりに、あちこち飛び歩いていた。

いいわけにすぎないが、

そういう状態もてつだって、彼女のことをまだまだ、大丈夫だと思っていたとおもう。

だから、

たぶん、

ほんのささいなことでも、いいから、

別に女と限定せず、「母」とか「女友達」とかいう目線でもいいんじゃないか?

と、答え、

彼女の報告を待つことにしたとおもう。

そして、どれだけたったかも覚えていない。

彼女が現れた。

そして、告げられた。

「自分でもおかしいと思って病院にいってたんだ。

そしたら、

昨日、医者につげられた。

境界認識障害だって。

男のふりをしているのも、わざとじゃなくて、

その病気のせいだって・・・。

そうなっちゃうんだって。

それって、つまり、自分がなくなってしまうということで

いずれ、自分が誰かもわからなくなるだろう・・って」

作品の管理をたのむというと、彼女はそれっきりあらわれなくなった。

それから、10年ちかくたつか・・。

かわらず、彼女のブログはのこっているけど、

彼女がそこにはいった形跡はない。


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