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パンパンとチョコレートに寄せて

mahirururu の足跡をみつけたから

***「パンパンとチョコレート 」よかったょいい話かくね ***

って、くれたんだ。
で、その話。

これは、蛙と同じ頃、いや、もっと言えばそれより、先にかいた。
つまり、
本当の処女作だったんだ。
15,6歳の頃に書いたときは
もっと、短いものだったけど。

その頃大江健三郎の本をよくよんでいて、
彼の世界観にのめりこんでいた。

とくに
少年のかなり特別な環境からの精神波動にあこがれてね。

たとえば、エヒノコックスに冒された少年の話とか。
彼はその寄生虫のせいで腹部に大きなかたまりをもち、
彼の日常もこの塊の存在に終始され
彼の精神もこの塊に起立してゆく。

一種閉ざされた異常で独特な精神環境にメスをいれてゆく
彼のバックグラウンドに
彼の息子の存在があったのかもしれない。

そんなことなど知らない憂生は
この世界観にうちのめされ、
蛙・パンパンとチョコレートをかいていた。

同時期に倉橋由美子。安部公房などを
よみあさり、
息抜きに北杜夫などをよんでいたが、
今思うと、
精神科医の血筋であったと思うと、
これも、どこか、大江に通じるものがある。

実際、狂気の中に逃げ込んだ女性の話の構想の萌芽もある。

自分の中でこういう部分に
スポット をあて、
なにかを切り開こうとしているものがある。

ゆえに、kさん。

カフェ でのある出来事を
物語にしてみたらどうだと、おっしゃってくれたけど、
ある人間とかかわりを持ってしまうのは、すでに憂生の中に仕組まれたなにかであると
憂生は思うのである。

話が流れてしまったけど、

大江健三郎。

これは、司馬さん・周五郎・周平以前の憂生の何かに
触れる存在であることは間違いがないと言うことである。

コメント
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サークル は幽霊部員で辞めちまったケド、憂生の作品は初心と同じにこれからもマイペースで読んでくつもりでいます 今日は遅れ馳せながら、やっと新之助シリーズ第2段?の「殿~!」から「黒~!」までと「パンパンとチョコレート時間があったんで続けて読んだんだ★最初の「新之助~!」も笑えたけど第2段?の新之助登場、殿との絡み、殿が手をつけた?ヤギや馬や鶏につけた名前も楽しく読ませてもらいました お披露目のまと当て、勘違いした新之助、一皮向けたなぁんて感じたり。。第3段期待してます
投稿者:mahirururu
--------------------------------------------------------------------------------

(  ・。・)~*****~ つ づ き ~*****~(・。・  )

「パンパンとチョコレート」はパンパンてなんだろう?御菓子の名前?なんて無知な自分を披露しちゃう純粋な疑問のまま読み始めたら、そぅそぅ、まひるの好きな「蛙」が蘇ってきてどんどん読み進んじゃったんだ
「蛙」とは展開の方向が全然違うんだけど戦後の時代背景の中の、人の感情の葛藤が惹きつけていくんだよね。物的には満たされても心や世間の地位って鎖に繋がれてる でも自分の意思が強くあってハローの1
マドンナ の道を選んだ
それが痛い程、逃げ込めた少年の心に響く

投稿者:mahirururu
--------------------------------------------------------------------------------

((・)(・))。。。。つづき。。。。((・)(・))

椅子 に座らせてからうどん を作る間の言葉のやりとり、目に涙ためつつ静かにすすり泣きながらの彼女から作られるうどん 盗人でしかない自分と捕まったであろう仲間を心配しながらも生きる為に口に運び、眠る少年 切なかった 
大江健三郎っていう小説家が憂生の土台なんだね 機会があったら読んでみます
うまくコメントかけなくてm(__)m足らない箇所はホローしてよい方へ取って下さい 短編といえど「蛙」「空に架かる橋」同様、ココロに残り読み応えがありました 

パンパンとチョコレートに・・・

  • 投稿者:カツオシ D
  • 投稿日時:2009-11-11 19:04:30
  •  食べる為に盗みを重ねる少年と、生きる為に、米兵に身をゆだねる娼婦。
     命をつなぐ度に、付いていく“しみ”に耐えながら、誇りを失うまいと懸命に生きる彼らの姿が痛々しく感じました。
     タイトルにもなっている“〈食されることのない〉チョコレート”のもつ意味はとてつもなく重いものだと思いました。

     ここからは個人的な意見で、聞き流して頂けたらと思うのですが……、私はこの作品は、タイトルで少し損をしているのではないかと思います。
     “パンパン”という娼婦を表わす言葉は確かに当時よく使われており、それだけで時代を表わすことが出来ます。
     しかし、一方で生々しい言葉であり、この作品の持っている品格を食ってしまう可能性もあるように思います。
     などと、また余計な事を書いてしまいました。お気を悪くされませんように(^^;)

     印象に残る作品でした。
  • 投稿者:憂生
  • 投稿日時:2009-11-11 21:10:23
  • 確かにこの作品はこの「パンパン」のタイトルのせいで?おかげで?
    検索によく引っかかります。
    あと、千葉のタウン月刊誌のネット上で、とりあげていただいたことがありますので、うっかり、名前かえられないんですよ/泣
    今は開き直って、きっかけは、なんにせよという感じでかんがえています。他の作品(真摯なものでも)は性表現おおいですし、憂生 という物書きにしては、タイトルににあわぬ中身なのですが、憂生 というトータルの中で考えたときには、「また、なにかいいたいんだろうな」、って、判って読んでくださってることが多く、そう言う意味では気ずかずにいた部分です。そういう意味では新天地に来てよかったと思います。
    ご意見考慮したいのですが、この名前で通ってしまってるので、変えることができないんですよ・・ごめんなさい。

  • 投稿者:カツオシ D
  • 投稿日時:2009-11-12 03:22:47
  •  わあ、やっぱりそんなに悩ませてしまった……・。(><)
     まじめに考えられる方だから、引っかかられると悪いなあとは思ったんですよねえ。                     
     もちろん、完成している小説のタイトルを、変えろなんて言ってません、言ってません。(^^;)
     この作品は短編ではあるけれど、純文学の匂いがするので、だとすると、タイトルが、かなりのインパクトがあるかなと感じただけです。
     そういう意見など、「小説の場合、100人読めば、100人がそれぞれ思う事を言うもんだ」と軽く流しておけばいいと思いますよ。
     もちろん、その中で面白い意見の人がいるなと思ったら次のネタを料理する時に参考にすればよいだけです。
     治す必要があるのは誤字脱字の指摘があった時だけですって。(^^;) 
     ではでは……。

  • 投稿者:憂生
  • 投稿日時:2009-11-12 12:05:20
  • 大丈夫ですよ。
    変えようと考えても、他のタイトルおもいつきませんし、
    出版しましょうといわれた、「壬生浪ふたり・俄狂言・「恋語」」も
    タイトルが良くないから、変えた方が良いって
    出版社から言われても、頑としてそのまま、通してます。
    結構、叩かれてるんで/大笑、
    まじめに考えていますが、
    結論が鍛えられるという意味で、「悩む」はいい事だと思っています。
    ですから、悩んだは憂生 には、勲章ですから、
    カツオシ D 様、むしろ勲章授与有難うございます、ですよ。
    純文学調がお好き?
    もしよろしかったら純文学調の「蛙」(続編もありますので、「蛙」だけのほうです)を、読んでいただけませんか?
    少年の狂気にもみえる行動の真意が読み取れなかったら、理解しがたい作品になると、審査書評をうけたものですが、
    カツオシ D 様ならどういう風に感じるか、気になります。

パンパンとチョコレートによせて 2

戦争のあと、負けたあと・・・子供たちの苦しみ。今度は女としての観点でなく、子供 なんだ・・・。ある意味もっとつらいかもしれない・・・と思いつつ読むのが止められない。
続きが読みたくなる。
どうかどうか、強く強くなって、生きて生きて!雑草みたいに強く!
純な魂が傷付くのを見るのはつらいけど・・・。
食べ過ぎだ~なんて言ってる自分がものすごい恥ずかしくなっちゃう。飽食時代の私・・・(>_<)/レイ

 戦後の・・子供の話を読むのは
辛くて・・切ないよ・・・・けど
なんだろう・・
この感情。

すごく、読みたい。
そう思うよ。/みゅ~

そうか・・・子供だけじゃなくて、タイトルが「パンパン」だったもの・・・きっと主人公のこの子に重要な関わりを持つ女性になってゆくんだろうね。
体をはって、主人公の「僕」をかくまおうとしてる彼女に、何となく早くも魅力を感じている・・・。/レイ


野坂昭如の「
アメリカ ひじき」って、作品の中で
扱われる「アメリカひじき」ってのは、
実は、
紅茶 のことなんだよね。

くるり と、ネジ巻いたような紅茶というと、
プリンス・オブ・ウェールズなのかなとおもうんだけど。
この紅茶を紅茶と知らない主人公は
ひじきだと思って、
水で戻すけど、
えぐくて、食べられなかった。

アメリカのひじきは変わってる。

と、いうところなんだろうけど。

今回の憂生の物語は、
ストーリー というより、
食物の裏側にある「人の心」みたいなものに、
スポット をあてる。
それだけのはなしでしかないので、
「なに?それだけか?」
と、なるだろうので、申し訳ないと思っている。

ふと、少年が迷い込んだ空間の中で
「必死にいきぬいていこうとする女性」

その生き抜いている姿を
淡々と
あるいは、あっさりと、
少年の目から書いてみたいと思った。

そして、また、それは、
生き抜いてゆこうとする
少年の合わせ鏡であろう。

「秘めやかなる・・」
でも、
「壬生浪ふたり・・」
そのほかでも、
ポツリと出てくる言葉。

「生きてゆかなきゃ」
「生きろ」
/いや、
もののけ姫キャッチコピー ではないが・・・/

生きてゆくために、痛みを踏んでゆくしかない。

少年の痛み。
パンパンの痛み。

ちらりと、におわせて、
物語は又もあっけなく終わる。

毎度おなじみの、あっけなさです。

すびばせん。/憂生

パンパンとチョコレートに寄せて

パンパンとチョコレートをあげてきました。
この作品のタイトルに特殊な表現があると思って、読みにこられる人が多いのは検索などからも、わかっているのですが、
特殊な表現を期待された方にはお詫びします。

戦後の少年ということでは、大江健三郎からの感化や、野坂昭如の蛍の墓・アメリカひじきなどの影響が色濃い作品だと思っています。

蛍の墓が宮崎駿夫監督により、映画化されましたが、
憂生はこの蛍の墓と
野坂昭如の原作である「蛍の墓」のテーマの違いというか。
解釈の違いを思います。

野坂昭如の作品の方は「生き延びた痛み」というものが、あります。
倒壊した家の下敷きになった家族を二声よぶかどうかで、
逃げ出すしかなかった自分。
乳飲み子の妹のために重湯を作り、冷ましてやっている自分の口が重湯をすすってしまう。
妹は結局、栄養失調で餓死します。
どんなにがんばっても、野坂少年がどうにかする事が出来たことではないと思いますが、彼は生き延びた自分を晒すことで贖罪をせおうとしたかのようにも見えます。

このテーマでとらえてみると、
憂生の書いたパンパンとチョコレートのテーマもまた、「生き延びていく痛みを抱く」ものであるとご理解いただけると思います。

大江の作品の中に
「特異な精神世界に住む主人公」というのが、扱われます。
北狐が媒介する寄生虫・エヒノコックスは人間の体の中にはいりこむと
ボールのような大きさの瘤をつくり、どんどん、瘤をおおきくしていきます。

この瘤を腹部にもった少年の話があるわけですが、
特異な環境が生じてくると「精神・観念・感情」というものもまた、
特異なものになっていきます。

野坂少年もまた、戦争により被災をうけ、特異な「精神・感情・観念」を持ったと思います。

憂生はわずかにではありますが、
二次的に戦争が精神をたわめるということを
かいていきたいと想ったのだと思います。

そして、生きていくということから生じる、辛さみたいなものをのりこえて、
強く、いきていくしかない。
と、いうことも含めたかったのではないかと思います。

らしかれ・・・。

やっぱり、書くしかない。
たとえ、古い設定であっても
自分の中で、モヤモヤと渦巻いている。

コレを形にして吐き出してしまえば、
モヤモヤとした物体は
憂生の中から
いくばくか、取り除かれてゆくだろう。

後に何が残ってゆくかわからないが、
今は、遠心分離機で
ある『モヤモヤ』成分を一つ、取り除こう。

で、
「パンパンと
チョコレート 」を
ブログに書き始めた。

この話はいまになれば、
どうしても、
野坂昭如の
蛍の墓。
と、
アメリカ ひじき。
が、
憂生の下地に有ると思える。

援助交際という造語を
造り
世間にエンコーという日本語を
流布させた野坂昭如の
最初の頃の作品。

コレが、憂生の作品に
かぶってくる。

だが・・・。

実際は
大江健三郎の
芽むしり仔撃ち。
わが魂に洪水は及ぶ。
この世界観からの影響が大きい。

実際のところは、
どうなるか、判らない。

だけど・・・。

書いてゆくしかない。

蛍の墓において。
野坂は
「赤ん坊だった妹に重湯を作り
熱いから、ふうふうと吹いて
さましてやると、
妹の口に運ぶはずの重湯を自分が
すすっていた」
と、いう。
『倒壊した建物の下敷きになった
親に「逃げろ」と、いわれ、
僕は1度、2度
親を呼んだが、あとは、後ろも見ずにその場をにげだした」
と、いう。

生きてゆこうとする少年の痛み。

コレを思う。

生き抜いてきた野坂の痛み。

コレを思う。

わずかながら、

生き抜く痛みを
書き出して行ければいいと思う。

思った時点で
やはり、
憂生の作品は少しでもいい。
大江というミツバチにより
野坂という華の
花粉 を得たものらしく、
しあげられたらいい。

そう思ったりする。

だから・・・。

余りにも大それた指標すぎて、
かきしぶってもいた。

でも・・。

いい。

つたなくても。

「憂生」として、はきだしてゆく。

つ~~ことで、
期待めされるな。

コメント
----------------------------------------------------------------------
はーい!
既に読み始めちゃってましたけども。
もちろん期待しま・・♪(^O^)/
投稿者:withmylegacy

それでも、いきてゆく。

生きていく、ってキレイゴトじゃない。
苦しいことも、悲しいことも、キタナイこともいっぱいある。
それでも・・・。

うん。
そんなツラさに負けてしまわない強さ、
身につけていきたいな。

うまく、かききれなかったのは、いつものことで。
それでも、これでも、いきてゆかなきゃ。
いきてゆく。
その下に踏んでゆくしかない、悲しみが
頭をもたげそうになっても、
それでも、
それでも、いきてゆく。

どんなにみじめでも、
生きているんだ。

それが一番
大事な事。

力量のなさを痛感しつつ、
走り気味でおわりました。

次の話しでは、
ある男の心のひだを書いてみようかと思う。

カナリ短いものなので、
一回で、よみきりになるかな。

綺麗なものだけ見て味わって・・・そういう人生もありだろうけど・・・そうだと絶対に手に入れられないなんていうか・・・なんだろ?強さ?それをいやがおうなく、女も主人公の僕も得ていくんだなぁって。何だか悲しいけど力強さみたいなのを感じました。
ぎゃーっっっ下手な感想、ごめんなさいm(__)mペコペコ

 憂生。お疲れ様。 そしてありがとう。

「生きる」その尊さ・・・切なさの中の
心臓の鼓動が聞こえてきそうなその想いが
伝わってきたよ。
生きるって・・・うん。すごく綺麗だね・・・

                       みゅ~

少年の合わせ鏡であろう。

野坂昭如の「アメリカひじき」って、作品の中で
扱われる「アメリカひじき」ってのは、
実は、紅茶のことなんだよね。

くるりと、ネジ巻いたような紅茶というと、
プリンス・オブ・ウェールズなのかなとおもうんだけど。
この紅茶を紅茶と知らない主人公は
ひじきだと思って、
水で戻すけど、
えぐくて、食べられなかった。

アメリカのひじきは変わってる。

と、いうところなんだろうけど。

今回の憂生の物語は、
ストーリーというより、
食物の裏側にある「人の心」みたいなものに、スポットをあてる。
それだけのはなしでしかないので、
「なに?それだけか?」
と、なるだろうので、申し訳ないと思っている。

ふと、少年が迷い込んだ空間の中で
「必死にいきぬいていこうとする女性」

その生き抜いている姿を
淡々と
あるいは、あっさりと、
少年の目から書いてみたいと思った。

そして、また、それは、
生き抜いてゆこうとする
少年の合わせ鏡であろう。

「秘めやかなる・・」
でも、
「壬生浪ふたり・・」
そのほかでも、
ポツリと出てくる言葉。

「生きてゆかなきゃ」
「生きろ」
/いや、もののけ姫のキャッチコピーではないが・・・/

生きてゆくために、痛みを踏んでゆくしかない。

少年の痛み。
パンパンの痛み。

ちらりと、におわせて、
物語は又もあっけなく終わる。

毎度おなじみの、あっけなさです。

すびばせん。

そうか・・・子供だけじゃなくて、タイトルが「パンパン」だったもの・・・きっと主人公のこの子に重要な関わりを持つ女性になってゆくんだろうね。
体をはって、主人公の「僕」をかくまおうとしてる彼女に、何となく早くも魅力を感じている・・・。

 戦後の・・子供の話を読むのは
辛くて・・切ないよ・・・・けど
なんだろう・・
この感情。

すごく、読みたい。
そう思うよ。

生きて生きて!雑草みたいに強く!

戦争のあと、負けたあと・・・子供たちの苦しみ。今度は女としての観点でなく、子供なんだ・・・。ある意味もっとつらいかもしれない・・・と思いつつ読むのが止められない。
続きが読みたくなる。
どうかどうか、強く強くなって、生きて生きて!雑草みたいに強く!
純な魂が傷付くのを見るのはつらいけど・・・。
食べ過ぎだ~なんて言ってる自分がものすごい恥ずかしくなっちゃう。飽食時代の私・・・(>_<)

ぺこ <(_ _)>

知らないうちに。。こんなに進んでた。。。
ヽ(´~`; ォィォィ

どうしても今の現実と比べてしまうなぁ。。!
まずい、とか口に合わない、なんて贅沢なんだなぁ!って。。。。

ぺこ <(_ _)>

どっち?  

ワードのフォルダをのぞいていたら、
プロトをみつけた。
実際に完成させた作品もちょっと、並べてみる。

パンパンとチョコレート /採用?作品

僕がこんな、防空壕にすむようになったのは、
あの空襲で家を失い、
妹を、母を祖母を失ったからだ。

親戚も・・。
焼きだされ僕を引き受けるどころじゃない。

おなじ境遇の少年達にであうまで、
僕は町をうろつき、あげく、くたびれた身体を
駅舎の中にやすませていた。

「おい。おまえ」
僕を見つけた良治は
僕が孤児になってしまったことを
直ぐ、見抜いたとあとで教えてくれた。

僕は
良治に手招かれるまま、良治の後をついて歩き、
この防空壕で
暮らすようになった。

防空壕の中には
ほかにも少年が居て、
皆で助け合いながら
ここで暮らしているんだといった。

*つづいて・・・。

パンパンとチョコレート/プロト

僕らが寄添いだしたのはどうしようもない飢えのせいだった。

僕が家族を失ったのは、忘れもしない東京大空襲のその日だった。
燃え盛る紅蓮の焔が僕の家をなめつくし、僕は倒壊した家の下敷きになった家族を見捨てるしかなかった。
「いけ。おまえだけでもいきろ」
足が不自由な兄は戦地に借り出される難をのがれたけど、運命は容赦なく死をつきつけてきた。
「兄ちゃん。千代子。かあさん」
父さんは今、ネパールにいる。
兄さんがとうさんのかわりで、兄さんにもしものことがあったら、僕が代わりになるんだと父さんにいわれた。
足の悪い兄さんが空襲警報に遅れを取る事もあるかもしれない。
父さんは兄さんを一番心配して、お前が信一郎を補佐しろと何度も念をおした。
「でも、それでも・・」
父さんはつらそうだったけど、
兄さんに何かあった時は、母さんを千代子を頼むといった。
なのに、僕は父さんとの約束を何一つはたせないまま、何もかもうしなった。
兄ちゃんの必死の叫び声だけが僕を突き動かした。
びくとも動かぬ梁の下でむしの息の千代子をみすて、僅かに額だけが見えた母に血の気が無いのを言い訳に僕の足は兄の声に励まされ
三人を包み込んだ焔が断末魔の声を上げさすのをきくまいと、僕は走りだした。
「いいか。いきろ。いきぬくんだぞ」
兄ちゃんの声が
背中 を押し、僕は今も生きている。

僕らが寄添いだしたのはどうしようもない飢えのせいだった。

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