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―「白蛇抄1~14」  -文芸社審査書評よりー

只今、16編を完成し、17話ー銀狼ーで停滞しています。

続きに文芸社からの審査書評を掲げますが、これにも、書かれているように、

「前編では、判然としなかった事が他編で初めて明らかにされる事実によって
急に輪郭をもったものとなって眼前に立ち現われる」と、いうパターンの物語ですので、できれば、第1話から順番に読んでいただきたいと思います。

当時の同人ペーパーから、あらましの一部をひっぱってきました。

14話まで書いた頃のものです。

沖田君と同時進行に打ち込んでいるのがー白蛇抄ー『伊勢の姫君』これは既に発刊している七日七夜の裏話というか、姉妹編になります。主膳が、かなえと出会い 、かなえを娶り、かなえの死までの10年余を二人を取り巻く従者の目も借り書いてゆこうと思っております。他の作品に関しては白河澄明の存在の謎を明かす事になるので、詳しくはお話できないのですが。
『蟷螂』
旅先で道に迷った政勝がたどり着いた山中の屋敷。若き女主は手桶の中から血の滴る塊を竹林に掘った穴にどさりと落としこみます。不気味な思いを味わいながら政勝は屋敷を後にし、公務を果たすと再び述べてない礼をいいに屋敷を訪れます。そして、その夜、政勝の腕の中には女主、采女が…。が、題名の通り蟷螂の化身である采女は、蟷螂の本能に抗う事は出来なかった…。 「悪童丸」より前の話。
『宿業』
澄明が白峰大神の章で、餓鬼におちた白銅の妹、鼎を同化の法で救った時に、鼎に変わり業を拾います。その業を生まれ変わった澄明にどう変転させるかという随分後々の話。
『沼の神』
澄明の今を察した救いの神は、その正体を明かさず、若き日の澄明を沼に引きずり込んだ。政勝の姿を映し出した沼の神だけが、澄明を解脱させる事が出来る。
『井戸の柊次郎その壱・その弐』
井戸の中の不思議な存念。その存念は優しく暖かく誰かを案じていた。が、一たび澄明がその辺り一体を浄化すると、井戸の存念は醜悪な物に変わった。
『法祥。回向せしむるや』『井戸…』に出てくる托鉢の僧、法祥。彼の働きで澄明も白銅も柊次郎から救われるのである。が、この法祥には死霊がまとわり付いていた。のみならず、古の城の姫の怨念に憑かれた男の魂がまた、法祥に寄って行く。恋しい女子の死霊ごと回向するしかないのか?法祥が決断をゆだねる相手は澄明?
『理周』
長浜の4人の陰陽師 の内、玄武を守る不知火。陰陽師でありながら新町(色町かな?)に通う不届き者。そんな不知火が巡り会った女性、理周。不知火の恋のお話です。

ここまで書いてはっと気が付いた。憂生は既刊本の内容紹介してねええ!

簡単にいってみよう。

主膳の第一子である勢姫の元に現れる鬼、 『悪童丸』を退治せよと澄明は命ぜられます。が、主膳の知らない大きな因縁の繰り返しをむしろ通り越すしかないと澄明は決断します。そうなると、むしろいない方がいいはずの政勝と組んで鬼退治をすると言う澄明の真意はどこにあるのか?
悪童丸の事が解決すると、北西の小山に社をもつ『白峰大神』があふりをあげた。澄明が来るのを今やおそしと待ち受ける『白峰大神』の謀り事を打ち砕く事が出来るのか? 主膳の妻、かなえが死んだわけは何か?陰陽師、稲村白夜は主膳の元に嫁ぐ前のかなえに起こった出来事を、父是紀に「人でないものが、人と交わるは『七日七夜』が限度とききます」と、いいます。その科白からつけた題名です。
かなえが助けた紅毛人は、どこかに消えてしまった。だが、今目の前にいるアンドリュー そっくりの男は自分を鬼だという。その美しい鬼、光来童子を案ずる女鬼、伽羅の情人である邪鬼丸の命を奪い去った波陀羅は、恐ろしい地獄に落ちていた。邪淫の果てに掴んだ後悔が『波陀羅』をうちのめす。
邪淫を侵さしめる神は『邪宗の双神』だった。邪神が主膳の嫡男、一穂をそして政勝を、かのとを狙う。邪心の正体は?澄明は邪神をも、救えるのか?

――「白蛇抄1~14」  -文芸社審査書評よりー

人と鬼と、そして神。
多くの登場人物が絡みあいながら、少しずつ物語の道筋が付けられてゆく。
―読み手は何よりもその壮大で深遠な世界観に度肝を抜かれるだろう。
エピソード はそれぞれ個々に独立はしているものの、前章が次章に、
そして、次章が前章と関連しながら、著者の描く世界の拡がりは留まる事を知らない。
番外編4編を含む全十四編の本作品は、複雑な人物相関の中で、
人間の業、情愛の深さ、本当の優しさ、
そうした「人間」そのものをテーマに描きだした超大作である。
 政勝を主人公とした第一編の「蟷螂」は作品全体の布石であり、
続く「悪童丸」では陰陽師 白河澄明の存在があきらかにされてゆく。中略。
第5編「邪淫の果て」までで、彼らをとりまく人と鬼、神との相関関係因縁が
概ね紐解かれそれにつれて、本作品の世界全体も膨んでくるのである。
本作品は陰陽師の活躍を単純に描き出す「活劇」でもなければ、
単に時代を異にしただけの恋愛 物語」でもない。
登場人物同士の心模様を非常に丁寧に描き出す事によって、
男女間、友人関係、家族の中に蠢く、人間の利己心、情欲、葛藤、
そして愛情や優しさを浮き彫りにした人間ドラマ であり、
本作品最大の魅力もこの複雑な人物相関にある。
前編では、判然としなかった事が他編で初めて明らかにされる事実によって
急に輪郭をもったものとなって眼前に立ち現われる。
読者はまるでミステリー の謎を解き明かされた時の快感に捕われ、
ページを括ることをとめられないだろう。・・後略。
 神と人間が交わり、半妖が跋扈する世界を舞台に
縺れ合った情愛と怨念の糸を解かんと陰陽師が躍動する本作品は
壮大なスケールを持った世界観と具に描き出された登場人物の心の機微が
読み手を圧倒する興趣に富んだ物語でした。
それぞれのエピソードを縦糸に、登場人物の想いを横糸として、
個々の作品の枠組みに囚われない、
作品全体をそのまま背景とした奥行きのある物語が編み上げられており、
それが、読者を引き込む魅力となっていたように思われます。
人物の心の襞を追い、愛憎半ばとする相関関係を描き出した
憂生様の筆力に確かな物が感じられ、審査員の大きな注目 を集めました・・・・
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