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雄を食らう

憂生の物語の中に埋められた「食」を
先日、拾い出し、抜書きしてみた。
ひとつ、ふたつ「食」にしてよいものか、どうか、悩んだ事例があった。
ひとつが下に添付したもので、
もうひとつは、一種・スプラッターなので、迷ったが、あげた。

そして、この「雄を食らう」について、どういうモノローグを挟み込もうか、考えていた。
対峙するように浮かんだのは
「雌を食らう」で、この部分はすぐに
思い浮かんだ。

ししゃもである。
漢字で書くと柳葉魚だったかな、形からきているらしいが
アイヌかなにかの民話があったように思う。
「雌を食らう」を拡大していけば
めんたいことか、かずのことか、からすみにつながっていく。
ならば、
「雄をくらう」は、たらの白子/余談だが、これも、また、旨物でとりあげたい素材である/とか、う~むなにがあるか?
まあ、書いていけば、なにか、沸いてくるだろうとそのまま、寝入った。

だが、ひとつの不安があった。
タイトルにひっかかって、誤解する人間がいるだろう。
憂生の物語「パンパンとチョコレート」もタイトルにひっかかって、やってくる人が多い。(リサーチのログ列でわかる)
考えようによっては、意味深なタイトルは集客効果があがるが、こちらの本意とはかけ離れる。
それでも、まず、「雄を食らう」の内容をあげておこうと思い挙げた。

とたんにいらっしゃった。

hibiki1941 エロでいいじゃないか(笑)!

過去、カフェにて、ブログ内のアダルト部門の冒頭がブログ記事紹介に列挙になって、通報されてしまったことがあった/大笑/
あまりなことをやると、顰蹙をかうと
痛い勉強をさせてもらってる憂生なので、いっそう、「雄を食らう」のタイトルは悩んだ。

いずれにしろ、足跡もひとつのタイトルである。
足跡にエロいことかいてあっても、
まじめな姿勢での日記を書いてる人も(だれじゃああ?)いるわけだから、
足跡で判断する気はない。
が、
それは、憂生自体がタイトルや冒頭だけで、中身まで踏み込んでもらえなかった?苦い経験があるから、慮ることができる。

見た目(ロゴ)判断の怖さを思いつつ
タイトルを書いてみると
やはり、試されるかのような
足跡がやってくる。

憂生?
おまえ、本当に、見た目判断しないか?

こう問われる気がする。

結論をいおう。

確かにタイトルで判断されても仕方がない。

以上である。

短く切った語尾が切りあがり采女が政勝の止める手に刃をかすめた。
何が何だか判らぬ有様だが、采女は死ぬ覚悟で政勝に挑んできている。
でなければどこの女子がやっとうにぬきんでた武士相手に鎌なぞで立ち向かってこよう。
「心をしずめられよ・・・」
いうても無駄だと感じ始めながら政勝はまだ刀のこいくちが切れない。
一度はこの身で抱いた女子である。
「でなくるば、采女。御前を・・きりとうない・・・」
この情に絡んだ男の決断が鈍る事こそが敢えて采女を挑ませるのであろうか?
男の心の隙を狙うあざとい女子だというか?
「愛しゅうございます・・嘘ではありませぬ・・・」
「ならば・・・」
鎌を振る手をとめよ。
「采女の業こそ・・・にくい・・・」
女は己が禍を政勝に与えるがそれは得体の知れない業のせいだと苦しく叫んだ。
「なにゆえ?」
「もう、留められませぬ。貴方が采女を愛おしんで下さったその時から・・・采女の業も・・・」
政勝により采女の女が身悶えした様に同時に采女の中の業も悶え始めたとでもいうか?
「それは?その業というはなんだという・・・」
「嗚呼・・口惜しい。わが身人の身であらば・・・」
采女の呟く。
「なん・・?」
人であらば?というたな。人でないというか?
政勝の問いが口を付こうとする前に采女は眼を細め口中で呪文をあやつりだしていた。
政勝の脳裏に幻惑がおそいだしてくる。
「いかぬ」
采女のいうとおりだ。
こやつはひとではない。
山姥のたぐいか?
鬼なのか?
何か判らぬが人をくらおうとしている。
幻惑は采女のかいなに抱かれ頭からむさぼられる政勝がそれでもそれを女子の愛と認め陶酔の内に命をはてていく姿をみせている。
そうなれというか?
それが畢竟采女お前のまことというか?
「いいえ・・」
けして、そうではないと言いながら采女は幻惑を結ぶ呪詛を強めてゆく。
これで・・・さいごか?
こんなところでくちはててなるものか。
政勝が刀のこいくちを切ろうとしたときはすでにおそかった。
うてもゆんてもしびれたようにうごかない。
「政勝さま・・・」
采女がゆくりと鎌をふりあげた。
「南無八幡大菩薩・・・。我に守護を・・・」
政勝の祈りはききとどけられない。びくとも動かぬ腕である。
ところが・・・・。
喉の奥に引きむしられるような痛みが走ると政勝の口をついた言葉は政勝も知らぬ。
「虚空破邪。臨・兵・闘・者・皆・陣・裂・在・前」
とたんに采女の動きが止まり
動かなかった政勝の腕がするりと動き出した。
「虚空破邪。臨・兵・闘・者・皆・陣・裂・在・前」
呪文らしきものが口をつくに任せ刀を構えなおすと政勝は刀をはらった。
「南無三・・・」
呪文の替わりに飛び出してくるのは采女への決別であった。
知念一刀流のつかいてである。
いくら禍々しい者といえどその閃きを喰らったら一たまりもあるまい。
確かに政勝の手には肉を切り払った錘が残っている。
だが、采女の姿はない。
うーーーーんと政勝の頭の中が唸り酷いめまいがおきた。
これが武術で鍛錬されていない者であればもののけの毒気にあてられたのである、
おこりと称する痙攣を起こしその場にくずれおちたことであろう。
「しそんじたか?」
めまいの中、政勝は刀をかまえなおした。
「南無八幡大菩薩・・・」
守護を背に受けるかのようにもう一度唱え直す。
めまいが潮を引くように政勝の脳裏を去り始めると、呪縛がきれたとわかった。
『確かにてごたえはあった』
政勝のたたずむ辺りがしらみはじめていた。
訝しげに辺りを見回すと
そこは・・・竹。竹。竹。
一面の竹林の中に政勝一人がつったっていた。
確かに呪縛は途切れたのだ。
采女が作り見せたのは人の姿だけではない。
この・・・屋敷。いや・・・あの屋敷。どの?
もう既にそこにはないのであるが、とにかく屋敷とて采女の作った幻影だった。
幻影が破れ実体を明らかにするという事は確かに政勝が采女を切り払ったというあかしである。
「いったい・・・なんであったのか」
政勝はやっと刀を鞘に納めた。
采女をなぎ払ったと思う辺りに目をいこらしてみた政勝はうっとうなった。
政勝が歩み寄って見詰たは
腹を割かれた無残な蟷螂の屍骸であった。
『采女・・・・?』
蟷螂の化身であった。
哀れに生殖を終えると雄を喰らう蟷螂の雌の本能そのまま。
逆らう事もできず采女もまた政勝を喰らおうとしたのだろう。
「采女・・・・」
人の姿に化身した采女が最後に涙を見せた姿が浮かぶ。
政勝は辺りの枯れ笹を寄せ集め、無残な蟷螂の屍骸にかけてやった。
一度は情を交わした女の成れの果てだった。
『采女・・・・哀れな・・・・』
いとしゅう御座いますと誓いだてたその心も、子を孕みたいと言う本能の赴くままに動かされ、
そして、政勝を喰らわなければならなかったか?
流した涙は政勝のためか?
己の身の上をはかなんでのことか?
いずれにせよ。この手で愛でた女だった事に変わりはない。
「采女・・・」
最後にもう一度名前をよんでやると、政勝はてをあわせた。
「南無阿身陀仏」
竹の笹ずれが政勝と共に合掌するようであった。
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