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無花果

無花果などこれといったとりえの無い果物だと思っていた。
生でたべる以外芸がないといったら、
コンポートにしても良いとか
味噌汁にいれても旨い(おい?)とか、いわれたが、どれも実行したことが無い。

ところが、前にもちらりと書いたが、
パンの中に無花果を練りこんだものを食べた。無花果の種がぷちりとした食感を残してくれて、ほんのりとした甘さがある。
これは、ケーキなどの素材や思い切って無花果パイとか?応用できそうだと思っていたある日。
ケーキを買いに行くことになった。

おりょ?

あるんだね。

無花果を載せた綺麗なケーキ。
人様への使い物だったので、こっちの試食には出来なかったが・・
ふむふむ・・。

メインに昇格させる方法は無いか?

悩んでいるうちに季節が過ぎていってしまった。

そして、↓の作品も無花果の季節に若干ずれがある。
出版社の審査担当者がなんどか、出版を勧めてくれたのだが
「すでに、設定ミスがあるんですよ。
それも、3箇所。
一つは、この無花果。
季節があってないんですよ」
そして、出版の第2候補にあがったきた、もうひとつの出版社も薦めに薦めてきた。
そのわけが
「来年の大河ドラマは新撰組だと発表されたんですよ」
旬な題材だという。
売れ筋にも時流がある。
いいかえれば、NHKが宣伝効果を上げてくれる。
だが、これも断った。

結局、旬を逃すが得意技になっているようである。



************

壬生浪ふたり・俄狂言「恋語」
より抜粋

「もうしわけありません」
まず屯所を留守にした事を土方に詫びる。
「実は・・」
用意していた言い訳を切り出そうとした佐部里信太次は
土方に言い訳を崩壊させられた。
「佐部里。女の匂いがするぜ」
「え?」
虚を衝かれ佐部里も絶句した。
「女ってのは、甘酸っぱい匂いがするっていうぜ」
あくまでも土方の経験から割り出した推量ではない
と、いいぬけの余地を残しておく事にも余念がない。
土方の断定しきってない言い方に
佐部里信太次も言いぬけを考え付いていた。
「ああ?おかしいな?」
口中で呟き、首をひねって思い当たらないと
とぼけた振りをしているが
頭の中はこの窮地をどう切り抜けるかを考えている佐部里信太次である。
やがて。
「あっ。判った」
本当に女なぞ思い当たらないのだ
と、考えあぐねる思わせぶりをみせ信憑性を高めておいて、
土方の言った言葉をつきくずそうというのである。
念の入った芝居はいかにも佐部里信太次の頭の切れの良さを知らせる。
「土方さん。無花果ですよ」
咎められた勝の匂いを迂闊に匂いませんと云うより
他の物の匂いとした方が容易である。
甘酸っぱいと感じた匂いは無花果のそれであると言い換えると
「帰ってくる路の途中の無花果を一つ失敬したから・・」
と、泥棒の小さな罪を露呈して見せた。
必死で屯所に駆け戻ってくる男が無花果なぞに手を伸ばすか
と、佐部里信太次の安気な心構えを叱り付けだす。
これで女の匂いがうやむやになり
屯所を留守にしたのは女と会うためか
と、云う疑いも晴れるというものである。
ところが一挙両得のような言い訳を考えた佐部里信太次の
綿密な計算式がすんなりと成り立たない。
「ふうん?無花果か?言いえて妙だな?」
土方の含みのある言葉は次に中身を飛び散らし始めるとも知らず、
佐部里信太次は土方の言葉に引っ掛かり問い返した。
「妙?」
佐部里信太次だって土方の言う意味合いが飲み込めない。
「花をつけずに実を結ぶってのが無花果だ」
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