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うどん

この物語をかいたのは高校1年生の頃だったと思う。

随分たってから、改めてやきなおしたものなのだが、

当時、歴史的資料?なんてものをかんがえつけず、

「うどん」でなく、インスタントラーメンという設定だったが・・・。

よくよく、考えたら、インスタントラーメンなんてものがでてきたのは、戦後、だいぶたってからだろう。

最初に発売されたインスタントラーメンがなんであるかさえしらないが、

物語の設定に無理があるときがついて、「うどん」にかえた。

「うどん」ならば、旨物で、自分でもこねてつくってみたが、

多少成り、素人でも作れたものだと思うし、今より、昔の人のほうが日常的につくりえた野ではないかと思え、「うどん」にかえた。

その考えにより、「うどん」は白蛇抄、「法祥 回向せしむるかや」の中でも扱っている。

白銅がおもしろおかしく、うどんを愚痴る。

やっと食べられる段にまでこぎつけると、いわく、

「うどんは稲荷じゃ」

揚げの油抜きをせねばばらぬ・・。

いかにも、調理人憂生が色濃くでているとおもうのであるが、

この「パンパンとチョコレート」においても、当初インスタントラーメンでありながらも、

将来の職業をかぎとっていたかのように、食物が登場して、大きなポイントになってくる。

もちろん、タイトルがしめすとおり、チョコレートが一番ポイントなのであるが、

食に?寄せる感情というものが、こんなにもくっきりと分かれるのも、物語ゆえと、思いつつも、

不思議な気がしてくる。

憂生の得意パターンのひとつが、モチーフに寓意をこめるというものだが、

対照的に使うという事は良くある。

掌編の中の芙蓉や杜若でもソノ手法が使われている。

芙蓉においては、紫陽花をもちだし、「変わってしまう心」を下地にしくから、

立葵に取り込まれてはなれていってしまいそうな不安がレリーフになる。

まあ、自分の文章を分析してみると、上記の部分などはよく構成していると思う。

これも、すでに、当初のこの物語の中でも、もっていた物書きの資質かも知れぬと思う。

対比や象徴、

チョコやキャンデイを欲しがる子供とそれをこらえ、同じ日本人から芋を盗み死んでいった仲間。

この対比があるからこそ、チョコレートへの渇望もせつない・・。
*******

ハローの奴からだって、ぬすみはできるだろう。
それでも、僕らはハローに助けられたくはなかったんだ。
『たとえ、盗むにしろ、施しをうけるにしろ、
僕らを助けるのは
同じ日本人であるべきなんだ』

「だから、僕はいらないって、いったんだ」
チョコレートだって、どんなにほしいか。
どんなにたべてみたいか。
それでも、僕がそれをうけとってしまったら、
畑から作物を盗まれた親父はどうなる?
僕らにリュックごと、荷物を奪い取られた人はどうなる?

女の背中が細かく震えていた。
泣いてるんだ。
僕にはそう見えた。

茹で上げたうどんを水で洗い鍋の汁の中に移して
あたためたら、うどんが出来上がる。
女は水屋のうどん鉢を取りにいく。

「そうだよね」
無理な事は分かってるけど、
同じ日本人が困ってるなら、
なんとかしてやろう。
そう思って欲しかったのは、女も同じだ。

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