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回顧

PDSTの発症。

自分の存在を価値ないものととらえてしまう。

そこにいたる元の事件。

ここから、一人の人間をひっぱりあげていく。

これは、簡単であり

簡単でない。

もう、何年たったことやら。

やっと、最近、その事件があったから良かったという

ひっくり返した見地をつげることができ、

(詳しくは語れない)

当の本人も

同じようなことを思っていたという。

ああ、良くぞ、ここまで回復してくれたと思う。

ああ、あのとき良くぞ憂生に何もかもさらけ出してくれたと思う。

回復するのが、むつかしいといわれる精神病でも、

回復することはある。

簡単にいってしまうけど、

その裏に回復できなかった人を何人かみてきてる。

「今はまだ、自分を認識できてるけど

症状がすすんだら、自分がだれかさえわからなくなる」

不安のまま、明日入院すると告げた人はいまだにかえってきてない。

自分の狂いを自覚してしまうといろんな確執にのみこまれてしまうんだろう。

逃避をつづけていた人は、狂気におちいってる自分を認識したとたん、

自殺をはかった。幸い、家族の発見が早く一命をとりとめた。

まだ、ほかにもあるけど、フォルマリンの献体標本じゃない。

憂生はこういう人たちのおかげで、

自分の身近な人を狂いからひっぱりあげていく「思い方」などおそわってきた。

自傷をくりかえした男性は

「愛してくれる人が抱きしめてくれたら絶対治る」

そういった。

その男性は俺は治らんけどなってさびしく付け足した。

愛する人の死を最後まで看取った人だった。

憂生はその言葉を信じた。

自分の仕事もやめ(ざるをえなくなった。幸い?首でなく退職扱いだったっけど)ずっと、付ききりで辛い話をきいた。

話しながら別人格が浮上してきたり

退行現象(子供のようになる)を目撃することになり、

憂生はそういう風に友人を追い詰めていった人間をのろった。

とたん、に、目の前で次々と車の事故がおきる。

はねとばされ、3mほどむこうにふっとんでいく。

かけつけたものの、動かすこともかなわず、救急車をよぶしかない。

こんなことがあって、

「呪っていた自分」にきがついた。

たとえば、こんな思いが本当に人をはねさせるのかもしれない。

そして、人を呪わば穴ふたつ。

当の友人こそがそうであろう。

人を呪うというと御幣があるが

許せないと思えば、

以前説明したように、自分を被害者にしてしまう。

空に・・の主人公のような(極端な境地だが)境地にたてば、

加害者もおらず、被害者でもない。

どうにか、友人の境地をそういう風なものにかえていくことで、

友人が何もかもを赦し

何もかもを包み込むような、一種「慈悲」の境地にたてるようになってほしいと。

まったく、無茶なことだと思うかもしれない。

そこまでの異常がでている人間を簡単に回復させることなどできるわけがない。

だが、それでも、憂生なりに考えた。

憂生自体とて、のろった思いをどういう風にかえていったか。

そのときの憂生は

「呪うことさえもできないのか」

そういってもがいた。

そして自分自身がどう考えれば、「良い風に考えられるか」

ちくいち、自分を問い詰めていった。

自分が大げさだけど慈悲までのきもちになれないで

友人になにを告げられる。

回復できるに至る、思い方を自分が物にしてない状態で。

自分ものろってるのに

友人にのろうななんていっても通じない。

自分がまずそいつらを赦す。

どういう風に考えれば、赦せる。

友人を回復に導いていく、その支えになろうとするのなら

自分をまず「支えられるだけの自分」にしなきゃいけない。

憂生ももがいた。

不思議なことに一心同体のような一致がみえはじめていった。

こちらが、きがついたことは、

友人も気がつき始めている。

だから、思いの落とし穴にはまってるときに

そこからひっぱりだすことがうまく、かつタイミングよくできた。

向うが算数をやってるときにこっちも算数をやって答えを出してる。

とき方がおかしいと、きがつけるし、答えに導く道筋も立っている。

こういう不思議な同調がいっそう、回復をはやめていったのかもしれない。

きくにつらいことでも、

自分の気持ちなんかあとまわし。

そんなことなんかより、こいつをどうにかしてやらんといかん。

そればっかりだった。

絶対、良かったにさせる。

それだけだった。


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