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梅の花茶

結納などに、桜の花茶をだす(と、思う)

塩付けにしてあるものなので、年がら年中手に入るものだと思ったが、

まあ、季節的に、雛の季節。

禰宜(神主)の接待であるのなら、桜の花茶も妙かとおもった。


陰陽師であるものであり、薬湯の準備にも卒が無いわけで、

白峰大神の段では、蛇の毒には蛇がきくと、まむし酒をなおらいに利用させているし、

そのあとに、薬湯をてわたしている。

てわたされた白銅も確か

「用意の良いことだの」と、かえしている。

くらいだから、なにかにつけての生薬まがいのものは、もっているだろう。


梅の花茶もなんらかの意味合があって、用意周到のものだったかもしれない/笑


だが、あの小さな花をあつめるのは、さぞかしたいへんであったことだろう。


梅干などの効能に食あたりをなおすなど、殺菌作用もおおく、

本文をたどれば、むしろ、禰宜が自宅に用意していたもののように伺える。

産土神社であらば、梅と「産め」をかけあわせた縁起として、

常に利用していたとも。

邪気をはらう(あたりをなくす)という意味合も考えられる香の高い花でもあり、

あえて、梅の花茶を登場させている。


が、実際にあるものかどうか、非常にあやしい・・・/爆笑
明けて三月。雛の日をむかえ
白烏帽子のひのえを迎え入れる新居に膳は運び込まれ、
白銅は落ち着きなくうろうろと歩き回っている。
産土神社では、
やがて、やってくる花嫁と花婿の儀式のためのしたくを
神主は調え終えていた。
なれたことである。
白銅の落ち着かぬに比べ
神主はゆくりと腰を落とすと
出された梅の花茶をすすっている。
とうとう待ちくたびれたのか
白銅は産土神社の前で花嫁を待ち始めていた。
「ひとりかの?」
白銅の後ろに立った気配に声をかけられた。
ゆっくりと振り向いた白銅が見定めた相手は
「ああ」
祝い事のひとつでものべてみせるつもりであったのだろう。
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