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芙蓉  

芙蓉がたちならぶ、小道をぬけて、

朝露をスカートにまとわりつけて、

君がやってくる。

僕たちは今から、どこに行こうか。

楽しい計画をねりながら、

広げた地図に君の長い髪が

さらり・・。

僕は歯ブラシを片手に

君の髪をさらり・・

除けた場所に指をおく。

「くぉくぉ」

君が地図を見つめる。

「ああ、紫陽花?」

そう。

そろそろ、きれいだろ?

僕の心に君は返事を返す。

「だけど・・いや!」

なに、そんなに・・

おっと・・

僕はあわてて洗面所に口いっぱいの歯磨き粉をはきだして、

口をゆすぐ。

「きこえた?」

部屋でなにかいってたらしいけど

僕にはきこえてないよ。

かがみこんで地図を覗き込む僕の肩に

君の髪がさらり・・。

「あのね・・紫陽花の花言葉しってる?」

知らないよ。

「移り気な心・・」

ぴっとりと君が僕の腕におでこをあてる。

「だから・・いや」

馬鹿・・って、僕はいったっけ・・。


それから、僕たちは変わらない心をあかしあって、

みせつけあって

たしかめあって

ちかいあったっけ・・。

ひどく時がながれた気がして

僕は君を探した。

僕は久しぶりの早起きに

不覚にも転寝を決め込み、

ベッドの中に

スリープ・イン・ジャスト

君はどこ?

探してもいない君

玄関の靴は?

無い?

無い!

僕はあわてて外に飛び出した。

眠り始めた僕に退屈して、

どこかにいっちゃった・・?

どこに?

僕をおいて?

僕から離れて?

君がいつもやってくる

芙蓉の小道にかけていったとき、

僕は君をみつけた・・。

鮮やかな彩

芙蓉色の中に溶け込んだまま

君は僕をみていた。

「やだ」

僕はさけばずにおけなかった。

君は僕のための昼食の材料を抱きかかえていたけど

君はそのまま、芙蓉の精につれていかれそうなほど

綺麗で・・

芙蓉の中にとけこみそうで

「いやだよ」

君は僕の心に返事をする

「どこにも、いかないよ」

笑って僕の手に袋をあずけると

するりと僕の腕に手をからめる。

「帰ろう」

黒い髪がさらさらさらさら

僕のうでに

さらさらさらさら・・

やっぱり、僕は君が好き・・・


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