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記事一覧

ホールド・ミー・タイト

―どっちにしろ、レオンと一緒じゃないんだ―よく判らない生物の採取とその生物の生息する環境調査を依頼された、クロードはメンバーの中に肝心のレオン博士がいない事が判ると大きなため息をついた。おまけにおっちょこちょいのアシュトンと、非常に無口なデイアス。それがメンバー全員だった。「えー?ありー?」残念そうなため息をついているのはクロードばかりじゃない。プリシスと久しぶりにパーテイを組めると、思ったアシュト...

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ボーマン・ボーマン・6-時には乙女のようにー

「ひさしぶり!!」って、なんだか、よく、きやがる。ボーマンは調剤の手をやすめて、声の主をまじまじと見つめた。『なんだよ・・いい女じゃないか・・?久しぶりって、俺、こんなべっぴん・・誰だか・・・思い出せない・・・・』ボーマンたるものが、こんな初歩的な記憶ミッシングなぞ、ありえるわけが無い。女、いや、べっぴんの顔をみつめたのは、ボーマンの記憶の中の「特徴」と相似形のものがないか・・だったが。「あ?・・...

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ボーマン・ボーマン・5-ジンクスー

「3年っていうだろ・・」やってきたハロルドはボーマンの顔をみるなりそういう。ボーマンはじろりとにらみすえると本音のままを口に出す。「俺はおまえが嫌いなんだ。なにが、一番、嫌いかっていったら、そういうジンクスを引っ張り出してきてそいつのせいにするってとこだ。ていのいい、言い訳で自分を慰めてるような男はくずだ」「おいおい、ひさしぶりにたずねてきたっていうのに、いきなりそれかよ?」ボーマンのつっけんどん...

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キープ・ユー・4  アシュトンには気をつけろ!

「ディアスゥー」 夏の夜風にあたりながら テラスで酒を呑んでいたデイアスの側に アシュトンがやってくると情けない声をだした。 「なんだ?」 「あの、部屋かわってくんない?僕、眠れない」 「あ、ああ。わかった」 アシュトンの隣の部屋にはクロードとレオンがいる。 (そういうわけか) テーブルの上に投げ出してあった部屋の鍵をつかむと アシュトンに投げてやった。 アシュトンがほっとため息を付いてディアスの部屋の鍵を...

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セクシュアル・モーメント3

「はあー」 なんだかすごいため息。 一体、誰って? そんなこときかなくとも、すぐ、わかるよ。 だって、それを一番気にする人がすぐそばにいるんだもの。 デイアスの大きなため息にレナが顔をあげた。 「どうしたの?」 レナを抱きしめてるって言うのに・・・・。 デイアスに何の不足があるんだろうか? 「いや・・」 デイアスは少しいいしぶっていた。 「なによ?きになるじゃない」 デイアスはもう少しレナをしっかり抱きしめる...

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セクシュアル・モーメント2

「で?」 レオンがプリシスに掴まってる。 なんの用事?と言う前にレオンの顔を見てやって欲しい。 困ってしまってるレオンの顔は、 なんで、僕にそんなこと聞かなきゃなんないのっていってる。 レオンの困ってるのなんてお構いなしに さらにプリシスは訊ねてる。 「ねえ。レオンなら知ってるでしょ?そうに決ってるじゃない」 「僕・・・」 「ね。教えて」 そんなこといったって・・・。 レオンが困るのも無理はない。 プリシスっ...

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セクシュアル・モーメント1

あっちもこっちもそれなりにそれなりに・・・ 『うまくいってるじゃないかよ』 ボーマンはつぶやいてる。 ボーマンがいろいろ暗躍したのは、言うまでもないことだけど なのに、ボーマンは 「ふー」 って、ためいきをついている。 「あん?どうしたのさ?」 って、そんなボーマンをレオンが覗き込んだ。 「あーん?」 ちっ。こいつも、あいかわらず、うまくいってやがる。 ちっとも、ボーマンになびかないレオンの瞳を 真正面から捉...

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イッツ・オンリー・ユアマインド⑥

さて、そろそろ、イッツも終わりにしようかと思ってるんだけど、いくつか気になる事がのこっちまってる。そう、たとえば結局ボーマンとプリシスは和解できたんだろうか?とか。セリーヌとクリスは結局うまくいったんだろうか?とか。安定カップルであるデイアスとレナはやっぱしあいかわらずなのかい?とか。レオンとクロードも平穏無事なのはちょっと物足りない(え?)とか。そんなことがちらついてきてしまったから結局セクシュ...

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イッツ・オンリー・ユアマインド⑤

お話が後先になってしまってイッツ・オンリー・ユアマインド④を読んでくださった人は一体ボーマンとセリーヌに何があったのかと非常に気になっておられる事と思う。やはり、書いておかねば要らぬ心配をかけ、かつ好奇心が満足しない事であろうと思う。ボーマンは足を早めた。どうにも気になって仕方のないことをそのままにしておくことは出来ない。と、なると自然、足はセリーヌのところにむかってしまう。そう、それは、この間、...

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イッツ・オンリーユアマインド④

何とかアシュトンとの仲も元通りになったプリシスなんだけど、心のそこにへばりついた不安まではどうしても取り除けはしない。その不安というのはもちろんアシュトンの中に芽生えた受けの性癖のことであり、それがまたボーマンを求めさせちゃうんじゃないだろうかと、いうことである。だから、あれからプリシスはアシュトンの無茶な要求にも、随分素直に従っている。ボーマンの口からアシュトンとの事を聞かされた後、プリシスは本...

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イッツ・オンリィ・ユアマインド③

ボーマンの横にアシュトンがいる。レオンの所に薬品を持っていったボーマンの後をアシュトンがくっついて帰ってきた。閑と言うか、することがねえというか、どっちも同じことだけど「おい。プリシスん所にいかねえのかよ?」と、やんわり断りを入れてやったら、なんだかショボけた様子で「だめなんだ」って、いいやがる。「なんでだよ」って、いうボーマンに「なんでも、いいだろ」って、返した言葉がどうにもうさんくさい。「なん...

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イッツ・オンリー・ユアマインド②

午後の日差しが柔らかくなり始め、暮れ色が レナの部屋の中に広がり始めていた。 ノックの音にレナは立ち上がった。 「どうぞ……あいててよ」 さっきまで一緒だったデイアスのノックの音じゃない。 誰だろう? セリーヌが現れるわけがない。 彼女の誘いを断る理由がデイアスの来訪のせいだとわかると 「と、いう事は…。私、お邪魔虫にだけはなりたくありませんわ」 と、レナとデイアスの時間に水を差しに来ないことを約束していた。...

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イッツ・オンリィ・ユアマインド① 

ボーマンとアシュトンとデイアス。 三人が押し黙ったまま揃いもそろってうんざりした顔をして テーブルを挟んでそれぞれ好き勝手な格好で座り込んでいる。 それもそのはず。 約束の時間が過ぎてるのにレオンとクロードは現れない。 すぐドアを挟んだ隣の実験室に二人はいる。 呼びにいきゃあ良さそうなものだけど さすがにその役を買って出る者はなく、 早くすませろよって内心皆は祈りながら黙りこくっている。 「なんで・・・実...

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ボーマン・ボーマン4―ワンス・ワズ・ア・ツルーラブ―

朝からボーマンは、仏頂面している。 それもそのはずで、 この間から、二人めが生まれるとか生まれないとか 兎に角も、おめでたい話しなのであるが 臨月が近くなってから急に安静をしいられて、 緊急入院になった母親の元を 置手紙1つで飛び出して来た甥っ子が ボーマンの元にやってきたのである。 「僕が一人でいたら母さんも心配するだろうし、 父さんも仕事が忙しいのに困っちゃうよねえ」 と、随分親孝行な科白を吐いたものだ...

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ボーマン・ボーマン3 ― 恋の処方箋 ―

ボーマンの両刀使いは有名なことである。 でも、そんな事全然知らない人もいる。 今までのシリーズを読んでくれてる人も まだボーマンが♂の方、相手にしている場面に 出くわしてないから 「あれ、そうなの?」 って思う人が多いかもしれない。 ちなみにそんな事全然知らない筆頭者は 勿論奥さんのニーネなんだけど、 仮に彼女に事実を告げてもニーネは信じないし 逆にからかわないでよって怒り出しちゃうと思うけど・・・。 そんな...

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ボーマン ・ ボーマン 2―ラスト・バイブルー

夕方遅くになって旅から帰って来た一行をボーマンは眺めている。 どうやらこの旅の間に、レオンとクロードはムフフの仲になったらしく、 ぺったりとレオンがクロードの側に張り付いている。 レオンの様子だけでなくクロードも なんとなくレオンを側から離したくなぃようで、 レオンのもそれが判っていて嬉しそうなのである。 『なるほどな。最後までいっちめえやがったな』 と、思うボーマンなのである。 色々と影で応援もしてきた...

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ボーマン・ボーマン・1―ビフォア・ツルー・ラブー 

―最初にすること。 ゆっくり、心を込めて、どんなに愛しているか。 心を込めて、丁寧に伝えるんだ。 「愛している。レオン」 それだけでいい―                        バイ・ボーマン  その夜、こらえきれず、 とうとう、レオンが自分の気持ちをクロードに告げた。 「あの・・・僕・・・お兄ちゃんのこと・・・好きなんだ」 クロードだって、レオンに特別な感情をもっている。 「本当に?本当。ああ、レオ...

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KEEP・YOU・3  愛をこめて

旅に出てもう随分たつ。 とっくに地図のなかからつぶれたような道を辿った。 旧ナルハ街道をあがりゴーフェルムにつくのには もう、2、3日かかるだろうか? 最後のモンスターの拠点をくだけば、この長い旅も終る。 クロードのいった通り、今回はかなり厳しい旅だった。 おまけに随分暑くなってきてもいた。 野営を張る。 野宿する時の焚き火はどうしても必要だが こう暑くなってくると、 皆、火の側から離れて寝るので、 あまり...

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KEEP・YOU・2 クロードより

(あぁ、昨日の事、夢じゃない) 確かな温もりがすぐ傍にある。素裸の身体。 (クロードの嬉しげで満足な顔見てたら、僕もなんか嬉しくて、ほっとしてそのままクロードに抱かれたまま…寝ちゃったんだ) レオンは起きて服を着た。 (クロード…もう、僕だけのクロード) 「ねぇ、起きてよ。クロード」 「…」 「もう、起きて。僕お腹すいた」 昨日、まともに食べてないのさえ、忘れていた。 レナの事でショックを受けて、それから、突...

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KEEP ・YOU ーレオンにー

ファンシティに着いたクロ―ド一行。彼らは久しぶりに町に来たせいか、大いにはしゃいでいた。束の間の逗留にすぎないのだが、安らげる場へたどり着けた事が心をうきたたせていた。もちろんクロ―ドもその一人だ。「あそこの角の宿屋をとっておくからな、それじゃ解散」彼の声に皆が応とうなずくと、それぞれが趣くところへと足を運んだようでその場には誰もいなくなっていた。クロ―ドはファンシティホテルへ向かって歩きだした。フ...

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